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親にススメよう口座の終活、コレ知らないと大変なことに!?

終活

突然ですが、あなたの親御さんは終活していますか。

子の立場からすれば親が終活している姿を見るのは寂しいですが、家族を思ってのこと。

後々のことまで考えると終活してくれるってとてもありがたいことです。

ところで終活と言えばモノの整理に目が行きがちですが、それと同じかそれ以上に大事で忘れてはならないのが銀行口座の終活。

お金の話って親子でもなかなか話すのが大変、ついつい後回しになっていませんか。

親のお金を把握していないと、最悪の場合、家族の生活がピンチになることに・・・。

そもそも葬儀費用の支払いが出来ないかもしれません。

先日実家で一人暮らしをしていた母親が亡くなったという私の友人は、母親の口座のことが全くわからず葬儀代はとりあえず兄弟で分担して立替えたとのこと。

急な出費でかなり困ったと嘆いていました。

そんな悲しい事態にならないために、この記事では親の口座の終活について紹介します。

あなたが困らないために、あなたの親が亡くなった後に後悔しないために必要な口座の終活。

この記事を読めばきっとお金のこともスッキリとエンディングできますよ。

親に教えよう口座の終活4つの方法

終活はしているけどモノの片付けで精一杯、とても口座の方には手が回らない、そんな親御さんは意外に多いのではないでしょうか。

終活している親世代と言えば60代や70代。

長年大切にしてきたモノたちの片付けに、心身ともに疲労していることでしょう。

もったいないと言い百貨店の紙袋や包装紙をため込んでいる私の母親を思い出せば、終活の片付けに苦労している姿が容易に想像できます。

とは言え、終活はモノの断捨離だけではありません。

それと同じかそれ以上に大切なのが口座の終活です。

ところで口座の終活って何をすれば良いの?

そんな親御さんのために「口座の終活方法4つ」を紹介します。

引き出しやタンスから全ての通帳を出す

口座の終活の第一歩は何がどんだけを親本人が確認するところから。

普段はこっそりと隠している通帳含め、全ての通帳を引き出しやタンスの中から引っ張り出しましょう。

タンスの奥からは忘れ去られていた通帳が出てくるかもしれません。

もしかしたら、あのタンスの奥に通帳を入れてたかも?

こんな事も含め可能性のある場所は全て点検し、通帳を目の前に出してみましょう。

あの銀行にどれだけ預けてた?

まずは通帳を開いて残高を確認して下さい。

もしかしたら預けていることすら忘れていた通帳から、思わぬ棚ぼたを発見するかも。

私は引き出しの奥から身に覚えのない1万円の入った封筒を発見したことがあります。
(この話は通帳ではありませんが・・・)

宝探しゲームと思ってやれば、なんとなく気乗りがしない親御さんでも終活がゲームみたいに楽しくなるかもしれませんよ。

使っている口座をチェックしてまとめる

電気、ガス、水道、電話、そしてクレジットカードの引き落としに使っている口座、年金の受取りなどに使っている口座を確認します。

引落口座が複数ある場合は1つか2つにまとめましょう。

複数あると管理が大変、それに加え亡くなった後の相続手続きが通帳の数だけ必要になります。

引き落としはこの通帳だよ。

分かりやすければ家族も大助かり。

通帳まとめを面倒がる親には、あなたの子はそんなに賢くない事実を伝えましょう。

きっとあきらめて口座まとめの手続きしてくれること間違いなし!?

さらには、これを機会に口座の世代交代もおすすめです。

電気、ガス、水道、電話などの生活インフラの契約者を親から子に変更し、引落口座も子に変更しておくと、いざその時が来ても引落しには影響なし。
残された家族が慌てずに済む方法です。

引落口座が1つになって管理しやすくなったとは言え、親が亡くなればその口座が凍結され引き落とし不能になってしまいます。

契約者の変更は簡単な話では有りませんが、その時が来れば必ずおこる口座凍結、その対策には有効な手段です。

未練を断ち切って使ってない口座は解約

使っている口座の他にもまだ口座がある場合、基本的には解約して整理しましょう。

どうしても残したい口座がある場合は、1つか2つに絞ってください。

引落口座など含め、残す口座は多くても3つ程度にした方が家族のためです。

たとえ今は覚えていても親が亡くなる頃にはその「とりあえず口座」の中身がわからず、残された家族は気になって調査することに。

もしかしたらここに百万円くらいあるんじゃない?

こんな期待を抱かせて、その後がっかりというオチになりがちです。

口座の終活を機会に不要な口座は解約する、愛する家族のためにとても大切なことです。

ネット口座は要注意、通帳レスの落し穴

インターネットやスマホの普及によりネット銀行を活用する人が増えています。

窓口へ行かなくても振込みできる便利さや金利の良さなどで、親世代でも利用している人は多いでしょう。

便利づくしのネット銀行ですが、リアル店舗の銀行には有ってネット銀行にないもの、それが通帳です。

ネット銀行にも口座がある事実を家族が知らないと、親が亡くなった後その口座を発見することはほぼ不可能。

せっかくの財産ですから、どこかに没収されるよりも家族に使ってほしいですよね。

通帳を整理する時にはネット銀行の口座も忘れないようにチェックしましょう。

合わせて通帳のないネット銀行の場合、口座番号や暗証番号のメモを残すことも忘れずに。

この際、エンディングノートを親御さんにススメてみてはいかがでしょうか。

口座情報だけではなく終活に関するさまざまなことを記入できるエンディングノートは、終活に便利アイテムの一つ。

エンディングノートに関する情報はこちらの記事も参考にどうぞ

口座の終活方法4つ、もう一度おさらいです。

■口座の終活方法4つ
①引き出しやタンスから全ての通帳を出して並べましょう。
 タンスの奥に隠れてないかもチェックです。
②引き落としや振込みに使っている口座をチェックします。
 複数ある場合はできるだけ1つにまとめましょう。
③使っていない口座は解約します。
 未練を断ち切って残したい口座ゼロを目指しましょう。
④ネット銀行の口座も忘れずに終活しましょう。
 忘れるとそのお金は誰かのものになるかもよ。

私の場合、あちこちで作ったゆうちょ通帳や定期預金の金利キャンペーンにつられて作ってそれっきりの通帳が合計10冊ほどありました。

親と一緒に口座の整理をする必要がありそうです。

もしかしたら忘れていたお金が出てくるラッキーに巡り合うかもね。

親が口座終活してないと起こる悲劇とは

お金の話は親子とは言えセンシティブな問題。

ついつい口座の終活は後回しになりがち。

もし口座の終活をせずに親が亡くなったら・・・。

ちょっと怖いですが悲劇の扉を開けてみましょう。

口座が凍結され家族でも引き出し不能に

銀行などの金融機関があなたの親が亡くなったことを知ると親名義の口座を凍結します。

「凍結」とはその口座のお金の出入りを一切禁止するということ。

引き出しはもちろんのこと、電気、ガス、水道など毎月の公共料金の引き落としもできなくなります。

えっ、家族であることを証明してもお金を引き出せないんですか?

残念ながらお硬いバンカーの皆さまは融通が利きません。

ダメと言ったらダメなのです。

親の銀行口座が凍結された後に起こる悲劇を想像すると・・・。

  • 葬儀代などまとまったお金の支払が困難に・・・
  • 電気、ガス、水道など生活インフラの支払いが滞り最悪は止められるかも・・・
  • 手持ちの現金が底をつくと食費などの生活費にも困ることに・・・

口座には十分なお金が残っているはずなのに、何でこんなことになっちゃう訳? 全然納得がいきません、なんで銀行は意地悪するの?

そもそも銀行口座は個人の所有物、たとえ家族であっても他人の口座を自由にできないのが基本です。

それと銀行側には遺産に関わるトラブルや責任追及に巻き込まれたくない事情もあるとのこと。

銀行のルールで決まっているため、全ての口座は本人が亡くなれば凍結されます。

つまり亡くなった親名義の口座は凍結を避けられないのです。

凍結された口座の解除には次の書類が必要になります。

  • 銀行書式の依頼書(相続人全員の署名と捺印が必要)
  • 亡くなった親の戸籍謄本
  • 相続人の戸籍謄本
  • 相続人の印鑑証明書
  • 遺言書
  • 遺産分割協議書
  • 凍結解除を行う口座の通帳、印鑑、キャッシュカード

これだけ揃えるのってかなり面倒そう。

もともと面倒くさいことが苦手な私は挫折しそうです。

ちなみに書類を提出したから即OKという訳ではなく、審査に2〜3週間かかる場合が多いとのこと。

親の口座は凍結されることを前提に対策すべきですね。

善良市民のあなたが脱税の犯罪者に!?

親が口座を終活をしていない場合、家族の誰もが知らない口座がある日突然に発見される可能性があります。

もしその口座に大金が入っていたら・・・。

急にお金が入ってきて超ラッキー

必ずしもラッキーとは言えません。

その資産は相続逃れをしたとみなされ追徴課税の対象になります。

家族のためにと思ってコツコツためていた隠し資産で家族が脱税者になるなんて・・・。

そんな事を望んでいる親はいません。

親がまだしっかりしているうちに口座も終活してもらうのが一番です。

まぁ私の親に限っては、そんな余裕資産の心配はないでしょうけどね。

でもこれって事実だろうか?

名義預金は要注意、相続税が掛かるかも

いずれは凍結されてしまう親の口座、その対策として子供名義の口座へ資産を移す事を考えている親がいたらチョット注意が必要です。

税務署が「名義預金」とみなした場合、相続税の対象になってしまします。

「名義預金」とは子などの名義を借りて、そこに自分の資産を貯蓄した預金のこと。

「名義預金」とみなされないためには、通帳、印鑑、キャッシュカードなど口座に関するものを名義人本人が管理している必要があります。

あわせて贈与証書など贈与を証明する書類があれば安心です。

税金の制度は都度変更される可能性がありますので、ご自身でしっかり調べて対策してくださいね。

親と終活話をするきっかけを紹介します

いくら親子とは言え終活話って切り出しにくいですよね。

ましてや口座などお金が絡む話はなおさらです。

終活に積極的な親なら良いのですが、そもそも片付けが苦手な親だったら自ら進んで終活はしないでしょう。

私は自他ともに認める面倒くさがり屋、これは親譲りなので親も同じ。

そんな面倒くさがりの親に終活を始めてもらう、きっかけづくりのヒントを紹介します。

葬儀を自分事として想像してしまった後

年齢に関係なく元気はつらつ病気知らずの親なら、終活を人ごとと考えていてもおかしくありません。

そんな元気な親なら終活に力が入らないのも無理はないでしょう。

でも自分の死がイメージできてしまうシーンがあります。

それは知人や親族など身近な人の葬儀に参列した時です。

いつかは自分自身も必ずその時が来る、身近な人の死は嫌でも自分の死を想像させれらます。

そんな時は終活について切り出すチャンスです。

帰宅後やその週末などに親自身の終活について話をすると良いでしょう。

普段は「そんなのまだ早いよ」と話を聞いてくれなかった親も、自分の死を想像した後は素直に聞いてくれるかもしれません。

身近な人の葬儀がない場合は、終活に関するイベントやセミナーに参加するのも一つの手。

親と同世代の人たちやセミナーの先生から終活をススメられれば、その気になるかもしれません。

自分自身のためにもなりそうだし、私も終活セミナー情報を調べて親を誘ってみようかな。

うそも方便、友人の親の話で演技しよう

「最近葬儀に出席する機会がなかった」、「親が嫌がって終活セミナーに参加してくれない」、そんなときはどうするか。

仕方ありません、うそも方便、演技しちゃいましょう。

先日会社の同僚の親御さんが亡くなったんだけど・・・、
親の口座を一切知らず葬儀代の支払いにも困ってたみたい。

こんなきっかけがあれば、口座の終活について話しやすいかもしれません。

親は自分の子供には迷惑をかけたくないもの、口座を終活していないことで子供が困ってしまった事例を聞けばきっと相談にのってくれることでしょう。

大好きな俳優、女優をイメージして、テレビでドラマを見ている成果を存分に発揮しましょう。

私の場合は西島秀俊さんのイメージでクールに行きたいと思います。

いっそのこと親と一緒に終活しちゃおう

何か新しいことを始めるとき一緒にやってくれる友人の存在が心強かった経験はありませんか。

例えばダイエットのため毎朝ランニングをすると決意しても一人では途中で挫折するかも。

一緒に走ってくれる友人や家族がいればお互いに励みになり長続きするものです。

親がなかなか終活してくれないのは、一緒に悩んでくれる伴走者がいないことが原因かもしれません。

誰もが元気なうちに実践した方が良い「終活」。

いっそのことあなたも親と一緒に終活しちゃったらどうでしょうか。

親と一緒にエンディングノートを記入していく、お互いにわからないところを教え合う。

親子でエンディングノート、これが良い思い出になるかもしれませんね。

まとめ

この記事ではあなたの親が亡くなった後に後悔しなくてすむ口座の終活について紹介しました。

終活と言えば今までため込んだ家の荷物の断捨離をイメージしがちですが、それと同じかそれ以上に大切なのが口座の断捨離。

荷物の場合は本人が亡くなれば不必要になるかもしれませんが、お金の場合は残された家族が生活を続けていくために絶対に必要なものです。

「口座の終活って何するの?」と何から初めて良いかわからない親御さんには、「口座の終活方法4つ」を教えてあげてくださいね。

口座を終活しないまま親が亡くなって、あなた自身が困ったことにならないように、相談は早めの方が良いでしょう。

疎遠になっていた親との関係が、口座の終活をきっかけに親密になると嬉しいですね。

親との会話が弾んだら終活の話だけではなく久しぶりに楽しい話も忘れずに。

美味しいランチ、温泉旅行、映画やコンサートに誘ってみるなどなど。

口座の終活をきっかけに親子で楽しい思い出が増えると良いですね。

私は温泉旅行の話もでもしてみようかな。

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この記事を書いた人
タンサック編集部

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