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亡くなったことを知らせる時に知っておくべきマナーと注意点

終活

家族が亡くなったとき、遺族はそのことをまず周囲に知らせなければなりません。

遺族の悲しみは、それはもう計り知れないものです。

しかし、遺族は悲しみに暮れる間もなくやるべきことがたくさんあります。

その中でも1番初めにすることが、亡くなったことを知らせる「訃報」。

いざその時になると、誰にどのように知らせるべきか分からないですよね。

私も家族の死は考えたくありませんが、もしもの時が来た時に自分が自分でいられるのかが分かりません。

その時に自分が少しでも冷静になれるように、亡くなったときに知らせる人・内容・手段について調べました。

知らないと相手に失礼に当たるマナーや注意点もあったので、合わせて紹介していきます。

亡くなったときに知らせるべき人

家族が亡くなったとき、家族・葬儀会社・友人・職場・自治体などに知らせる必要があります。

一言に知らせると言っても、ちゃんと優先順位があるので押さえておきましょう。

優先順位は以下の通り。

  1. 親近者や親族
  2. 葬儀会社やお寺
  3. 故人の友人
  4. 故人と自分の職場
  5. 地域や自治体

では、この順番で知らせるべき理由を紹介します。

最初に親近者や親族に知らせる

最初に知らせるべき人は、親近者や親族です。

親族と言ってもどこまでの範囲で知らせるべきなの?

親族は、基本的には3親等以内を目安に知らせます。

その範囲外でも故人と関わりが深ければ知らせましょう。

特に、遠くにいる親族はすぐには来れないので、早めに知らせておく必要があります。

親近者や親族にはいち早く知らせることがマナー。

亡くなった悲しみで動けなくなりそうですが、とにかく親族にすぐ伝えることが大切なんですね。

葬儀会社やお寺と日取り決め

次に、葬儀の日取りを決めるために葬儀会社に連絡をします。

菩提寺(ぼだいじ)がある場合、そのお寺の僧侶にお経を読んでもらうために連絡を取る必要があります。

【菩提寺とは】
先祖のお墓が置いてあるお寺のこと。
葬儀を依頼するお寺。

この菩提寺への連絡を忘れると、トラブルの原因になる可能性もあるので気をつけましょう。

連絡しなかった結果、菩提寺のお墓に入れなかったというトラブルも。

家族のためにもそんなトラブルは回避したいものですよね。

葬儀の日程が決まったら親しい友人に

葬儀の日取りが決まったら、故人の親しい友人に知らせます。

全ての友人に知らせることが難しい場合は、連絡が取れた友人に周囲に伝えてもらうようお願いしましょう。

親しい友人を把握しておくことが大事。

毎年、年賀状のやり取りをしている友人などをチェックしてみるのもいいかもしれません。

故人と自分の職場に知らせる

故人が会社に勤めている場合は、その会社に連絡をします。

また、遺族は忌引き休暇を取るために、自分の職場の上司への連絡も必要です。

会社側は葬儀の出席者などの対応をしなければならないので、早めに知らせるようにしましょう。

地域や自治体、新聞のお悔やみ欄

地域の人に知らせたい時は、自治体に連絡して伝えてもらうようにしましょう。

また、連絡先が分からない人に知らせる手段として、新聞のお悔やみ欄に記載をお願いする方法もあります。

基本的には無料ですが、掲載方法によっては有料の場合もあるので新聞社に確認しましょう。

お悔やみ欄を活用する手もあるんですね。

どんなことを知らせるのか

亡くなったことを知らせる時、伝えるべき内容はこちら。

  • 誰がいつ亡くなったか
  • 通夜・葬儀の日程
  • 喪主の名前・間柄
  • 連絡先

誰がいつ亡くなったかや葬儀の日程等は伝えるべき内容として思いつきますが、喪主の名前と間柄も一緒に伝える必要があります。

喪主の名前と間柄は、相手が弔電を送る際に必要となるので忘れずに。

【弔電とは】
お通夜や葬儀に行けない場合に、故人や遺族にお悔やみの気持ちを伝える電報のこと。

伝えることがたくさんで混乱しそうになりますが、落ち着いて伝え漏れがないようにしたいですね。

知らせる手段で最適なのは

亡くなったことを知らせる手段として電話・メール・ハガキ・FAXなどがあります。

どの手段が最適なものなのか見ていきましょう。

基本的には電話で知らせる

亡くなったことを知らせる手段は、電話で直接伝えることがマナー。

故人が亡くなったことを、早急かつ確実に伝えるには電話が最適。

電話をする場合は、事前にリストを作っておくと素早く確実に伝えることができます。

その際、「早急に知らせる人」と「葬儀の日程が決まってから知らせる人」に分けておくと、よりスムーズです。

まずはリストを作ることですね。

葬儀の日程が決まる前に知らせた人に関しては、葬儀の日程を後日FAXや手紙で送る必要があるので忘れずに。

合言葉は、「まずは電話、詳細はあとで」ですね。

メールで知らせる場合は配慮が必要

メールで知らせることは、大人数に素早く知らせたい場合に向いています。

しかし、中にはメールで伝えること自体を良く思わない人もいるので、十分な配慮が必要となります。

特に年配の人は、メールはマナー違反と思う人もいるので注意。

年配や目上の人には電話がベスト。

仕事関係の人に早急に連絡が必要な場合は、メールで一斉送信するのが良い手段です。

メールという便利な機能に頼りがちなので、しっかりと線引きして使うことが大切なんですね。

手紙やFAXで知らせる

手紙は「死亡通知」として報告する正式な手段となります。

【死亡通知とは】
葬儀前に出すものと葬儀後に出すものの2種類があります。
葬儀前→一般的な葬儀の場合に参列する人に出す
葬儀後→家族葬の場合に参列しない人に出す
ここで言う手紙で知らせる方法は、葬儀前の死亡通知のこと。

手紙の郵送は手間も時間もかかるので、葬儀まで1週間ほど時間がある場合に使われる手段です。

また、限られた時間で作成するのは労力がいるため、葬儀会社に頼むのもいいかもしれません。

FAXは、手紙よりも早く知らせることができるため、遠方に住んでいる人には有効な手段です。

手紙で知らせる時は、時間と要相談。

家族葬の場合は意思をはっきり伝える

家族や親しい人のみで行う家族葬の場合も、電話で知らせることがマナー。

その際、参列しない人に「家族葬のため参列をお断りすること」をはっきりと伝えることが重要です。

同時に香典の断りも伝えておくことを忘れずに。

はっきり伝えておくことで、相手も判断に迷わないですね。

家族葬の場合は、「参列する人」と「参列しない人」を事前に決めてから電話をしましょう。

参列する人の範囲は、葬儀の規模を基準に遺族の考えで決めてしまって問題ありません。

家族葬でも親族のみならず、故人の生前の希望に沿って親しい友人に声をかけるのも良いです。

故人の生前の希望を聞いておくことが必要だね。

もし、葬儀前の連絡が間に合わなかったり、参列しない人たちに葬儀が終わったことを知らせる場合は、死亡通知を葬儀後に送りましょう。

家族葬を知らせる時は、故人との別れを惜しむ相手の気持ちに配慮しながらも、きちんと意思を伝えることが大切なんです。

もしも…に備えて今できること

ここまで、亡くなったことを誰にどのように知らせればいいのかを紹介しました。

しかし、遺族からしたら、親族や親しい友人が誰なのか、ましてや連絡先なんて把握していないのが現状だったりします。

そこで、もしものことがあったときのために、訃報を伝えたい人を事前に整理しておくことをおすすめします。

エンディングノートの活用や年賀状の整理など、もしもの時を想定して家族内で共有しておくことが大切です。

今できることをやっておこう。

私も両親の交友関係を全く知らないため、いざという時に慌ててしまうことが目に見えて分かりました。

両親にエンディングノートを勧めてみて、私のためにも活用してもらおうと思います。

まとめ

家族にもしものことがあった時、初めに遺族がやるべきことが亡くなったことを知らせる「訃報」。

知らせるべき相手には優先順位があり、知らせる手段は電話がマナーであることが分かりました。

また、家族葬の場合にはそのことをしっかりと伝えておく必要があります。

訃報を知らせることは、家族が見送られたい人に囲まれて最期を迎えるために重要になります。

そのため、「誰に知らせるか」ということを家族内で事前に共有しておくことが、幸せな最期に繋がるかもしれません。

私も大切な家族の最期をより良いものにするために、日頃から家族の友達話に耳を傾けようと思いました。

大切な家族の最期を大切な人達とともに見送れるといいですね。

この記事を書いた人
タンサック編集部

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