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エンディングノートとは?今だから遺せる家族へのメッセージ

終活

「いいよ、いいよ、私がぜんぶ管理するよ~!」

お金のことから契約関係、結婚当時ウキウキしながら快く引き受けてしまった私。

当時のウキウキは無くなりましたが、こういうのは嫌いではないので今も続けて管理しています。

しかし去年、私が急に入院してしまい、お金のことなどまったくわからない主人は1人でバッタバタ。

その時ふと思ったんです。

「私が突然いなくなったらどうなるんだろう」と。

そんな悶々としていた日々で、目に入ったこのグッズ。

それが【エンディングノート】。

なんだかかっこいい名前ですが、自分の死後のためのノートなんです。

暗い話はやめてほしい?

いえいえ、これがけっこう明るく取り組めて、未来のために役立つとっても便利なノートです。

これは準備しておいて損はない!

さっそく、「エンディングノート」について詳しくみていきましょう。

エンディングノートとは

 

今、なにかと話題になるとつくネーミング「〇〇活」。

「就活(就職活動)」や「妊活(妊娠するための準備)」、「保活(保育園探し)」など様々な活動がある中に「終活」があります。

誰しも必ず訪れる「人生の最期のために、生きている間に準備をすること」です。

しかし、自分が死ぬタイミングなんてわからないし、死ぬときに大切なことをアレコレ伝えてられる余裕なんてないですよね。

その内容をまとめておくことができるのが【エンディングノート】。

お金のことや契約関係、自分の死後の希望などどんなささいなことでも、ここに残しておくことで伝えることができます。

今の私だったら、自分の死後の希望というより、子供の貯金や保険契約など、何かあっても生活に困らない事を書きたいなぁ~なんて思っています。

少し自分の死を意識すると、なにかと伝えておきたいことって頭に浮かんでくるもの。

それを「エンディングノート」がのちのち伝えてくれるわけです。

遺言書との違い

死後に自分の意思を遺すという面では「遺言書」を書くことが有名ですね。

ドラマで「遺産は全て〇〇に渡す」と書いてあり、家族で揉める場面をよく見ます。

現実にもある相続の争族問題・・・

「自分の意思を死後のために遺す」意味としては、遺言書もエンディングノートも同じ。

ではどのような違いがあるのでしょうか。

遺言書エンディングノート
法的効力ありなし
内容財産分与や相続関係決まりなし
書き方形式あり形式なし
開封時(種類によっては)家庭裁判所の許可が必要
相続人全員揃って開封
いつでもだれでもOK

「遺言書」は法的な効力が強く、種類によって作成時や開封時に決まった方法で行わなければなりません。

そして内容については、財産や権利に関する事がほとんどです。

しかしエンディングノートは、自分の希望やちょっとした告白など、法律に関係なく単純に「自分が伝えたいこと」を記すことができます。

エンディングノートってとっても自由~♪

「あの時に壊れていた盆栽、実は私が壊しちゃいました…」とかもアリ。

サザエさんちのカツオ君は書けそうなことがたくさんありそうですよね~。

エンディングノートはそんな些細なことも書くことができます。

気軽に想いを遺すとしたら、断然エンディングノートです。

エンディングノートを遺す理由

エンディングノートって遺言書でもないし、日記でもない。

なんだがフワっとした感じでいまいち用途がわからなかったり・・・。

しかし、実はとっても家族思いのノートなんです。

大切な人のため

自分が死んでしまったり、意思表示ができなくなってしまったときに困るのは誰でしょう。

本人も辛いですが、困ってしまうのは家族や親戚など、身内の人たちです。

しかも家族も同居しているとは限らないし、近くにいるとも限らない。

そうなると、普段から「いざという時」の話ってなかなかできないですよね。

また同居していても、私のように家計の管理を1人ですべてやっていたら、伝えなければならない事がテンコ盛りです。

その家計のカラクリを言葉で伝えても、きっと面倒くさがり屋の主人は3歩歩けば忘れるでしょう。

そんな我が家にとっても、形にして残せるのは大きなメリットです。

大きくなったらしっかり者の娘に託そう・・・

エンディングノートは、自分に何か起きてしまったときに大切な人たちを困らせない最適なグッズです。

自分のため

もう一つは、自分の希望です。

自分の意志を伝えられなくなった時のために遺すことができます。

たとえば、

  • 介護のこと
  • 延命治療のこと
  • お葬式のこと
  • お墓のこと

など、「こうしてほしい!」ということを思う存分書いておきましょう。

ちなみに私の母はまだまだ元気に働いていますが、かなり昔に「私キレイな海に散骨してほしいな〜」と笑って言っていたのを今でも覚えています。

エンディングノートではありませんが、その一言がとても印象的でした。

死後の希望も人それぞれですね。

希望があるなら叶えてあげたい!と強く思いました。

このように、「伝えなければならない事」や「伝えておきたい事」を残すことができます。

作成方法のポイント

エンディングノートを準備してみようと思ったはいものの、どのように残すのがいいのか悩みどころ。

確実に残しておくためには、何が最適なのか見ていきます。

エンディングノートを遺す手段

「エンディングノートを書くといっても・・・」とまっさらな白いノートにゼロから書いていくことしか頭になかったは、始める前に少しフリーズ。

字だって自信ないし絵心もないし、そんな中、書くなんて恥ずかしい・・・。

と、悩んだ先に大きな光が!

「終活」という言葉が流行りだしてから、エンディングノートも注目されるようになり、今はなんと専用のノートやスマートフォンのアプリもあるんです。

これなら私でも気軽に始められて助かる~。

いろいろありますが、人それぞれ書きやすい手段があると思うので、自分に合った方法を選んでエンディングノートを作りましょう。

書いておきたい基本の5項目

自由に伝いたいことを書くことができるエンディングノートですが、以下の5つの基本項目は必ず書いておきましょう。

  • 基本情報(名前、生年月日、血液型など)
  • 親戚、交友関係
  • 財産のこと
  • パスワード関係
  • 死後の希望(葬式、お墓)

これさえ残しておけば、家族の方は安心でしょう。

本人の情報は必要ないようにも思えますが、私のような両親の生まれ年があいまいなちょっとマヌケな子供もいるので是非書いてあげてください・・・。

この項目内でとくに書くことがない場合も「特にないよ」と一言でも書いておくと助かるかなと思います。

それも「本人の意思」になりますからね。

あとは思うままに書いてOKです。

思い残すことがないようにたっぷり綴ってください。

「準備する時期」はいつでもOK

エンディングノートと言うくらいなので、人生の最期が見えて来た頃に準備するのかなぁと思われがち。

しかし、エンディングノートを準備するときの年齢や状況は問いません。

思いたったその時が、準備するいいタイミングです。

書いたその時の思いを一緒に綴っておくと、自分で振り返るときにも楽しいかもしれませんね。

私は30代だけど今すぐ準備したいわ!

早めに準備することは問題ありませんが、年齢や家庭環境の変化に応じて、内容も変更したり追記する必要があるので注意です。

特にパスワード系はこまめにチェックしておかないといけませんね。

エンディングノートの準備を始めたら、定期的に内容の確認もしましょう。

「有効期限」はありません

ふと思い立って書いたエンディングノート。

せっかく書いても、いざというときに使えなかったら意味ないし…と思いそうなところ。

しかし大丈夫。

エンディングノートには有効期限はありません。

ふと思い立ったときに書き、その何十年後に万が一のことが起きてもしっかり伝えることができます。

エンディングノート自体に期限はないものの、中に記入した保険や契約関係など、それぞれの期限はあるのでチェックが必要です。

契約更新したり、解約したときにはそのつどエンディングノートも修正しておきましょう。

「保管場所」を考える

せっかく完璧に仕上げたエンディングノート。

いざというときに見つけてもらえず、「思いが伝わらない」なんて残念なオチになってしまっては悲しいですよね。

普段はあまり触らないけど、必ず見つけてもらえる場所に保管することが大事です。

オススメの保管場所は

  • 「通帳」の棚
  • 「生命保険の書類」の棚
  • 「喪服」の収納場所

これらは、日頃あまり出し入れしないですが、自分の死後には必ず確認されるものですよね。

「見つかりにくいが、見つけてもらえる」最適な場所です。

逆に避けた方がいい場所は

  • 金庫
  • アクセサリー収納

大切なものだし、鍵のかかる金庫に入れてしまいそう・・・。

しかしこの2箇所は、盗難時に1番に狙われる場所なのでやめておきましょう。

気をつけたいこと

とっても便利なエンディングノートですが、かなり細かい個人情報を書くため扱いに注意が必要です。

一番危険なのが「ノートの紛失」

どこに保管したかしら・・・

無くしてしまっては、せっかく準備したエンディングノートも台無し。

個人情報てんこ盛りなので、保管場所はしっかり覚えておきたいもの。

見つからないとなったら、なんとか家族に見つけてもらえる事を祈るだけになってしまいます。

また、内容の更新もれや見せたくない人に見られてしまう可能性も。

大切な人のために遺したはずなのに、逆にトラブルになる可能性もあり得ます。

自分のタイミングで、エンディングノートのことを「大切な人だけ」に伝えておくのも大事かもしれません。

しっかり覚えておける場所に保管・管理して、時期を見て大切な人だけに伝えておくようにしましょう。

まとめ

もう、いつ自分に何が起きようと「エンディングノート」を準備しておけば安心ですね。

大切な人を困らせないし、さらに自分の希望も書いておける。

暗くなりそうな内容かとおもいきや、家族思いのとってもいいノートです。

私のエンディングノートは、きっと我が家を助けてくれることでしょう。

もしバタバタ主人を置いていくことになっても、安心して旅立てますわ~。

そしてもう1ついいなぁと思ったことが。

エンディングノートを書き少し「死」を意識することで、これからの生き方や日々の生活の在り方について見直せる、いいきっかけになるということ。

今準備途中の私でさえ、これからの人生についてかなり前向きになれましたよ。

人生の主人公はアナタ。

ぜひアナタの人生、自分自身で最期までしっかりプロデュースして、素敵な結末を迎えてくださいね。

この記事を書いた人
タンサック編集部

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