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個人間カーシェアとは?分け合えるのは車だけじゃなくアレも

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今や世間で広まっている「カーシェア」を、個人の間でできるのが「個人間カーシェア」。

海外ではライドシェアサービスなど、個人間で行うシェアサービスが広がっています。

その車版が個人間カーシェア。

日本は車の所有数が多い割には稼働率が平均5%と言われており、使わない時間の方が多いのが現状。

そんな現状がありながらも、個人間で車を貸し借りするなんて日本では考え難いようなサービスです。

そのサービスを聞いた時、「大丈夫なのソレ?」と思ってしまった私。

疑いの目で調べてみました。

すると、車を借りる側・貸す側のどちらにもメリットがあるこのサービス。

私は車を持っているため、車を貸すことにメリットがあるのは魅力的。

何だか得しそうな匂いしかしません。

「車を借りたい」もしくは「車を貸したい」そう思っているあなた。

この記事では個人間カーシェアの仕組みと、借りる側・貸す側それぞれの立場での魅力をお伝えします。

単に車を貸し借りするだけのサービスではないので、あなたも知っていて損はないはずですよ。

個人間カーシェアとは

個人間カーシェアとは、自家用車を貸したい「オーナー」と車を借りたい「ドライバー」をマッチングするサービス。

オーナーは自家用車を使わない時に車を有料で貸して、ドライバーは車に乗りたい時にオーナーにお金を払って自家用車を借ります。

需要と供給がピタッと合っているwin-winなサービス。

企業が運営する通常のカーシェアと違って、オーナーとドライバーが個人間で直接貸し借りをする仕組み。

でも、個人の間の貸し借りでお金が発生するのはどうなの?

私もこの点について、疑いの目を向けまくりでした。

しかし、仕組みを理解すれば納得の一言です。

個人間カーシェアのサービスの仕組みやルールなど詳しく見ていきましょう。

通常のカーシェアリングについてはこちら↓

仲介会社を介した仕組み

個人間カーシェアには、オーナーとドライバーをマッチングさせる仲介会社が存在します。

車を貸したい人も借りたい人も、まずは仲介会社に登録。

その後、以下のような流れでサービスが展開されます。

  1. 仲介会社に登録
  2. 利用の依頼・受理
  3. 決められた日に車の受け渡し
  4. 車の返却
  5. ドライバー・オーナー共にレビューを記入
  6. ドライバーが仲介会社に料金を支払う
  7. オーナーは仲介会社から報酬を受け取る

ドライバーは利用したい車のオーナーに予約リクエストを送り、やり取りを開始。

「借りたい日程・時間・車の受け渡し場所」などアプリのメッセージで話し合い、お互いが承諾したら予約確定になります。

あとは、当日に貸し借りを行うだけ。

利用料金は仲介会社を通してのクレジットカード決済なので、直接の金銭のやり取りは生じません。

仲介会社が間に入ってくれるのは安心。

仲介会社のアプリ1つで全ての手続きが完結するので、手軽に貸し借りができます。

アプリ1つで貸し借りできちゃうなんて、時代の最先端って感じですね。

予約の電話が大の苦手な私は、メッセージでやり取りできるのはありがたすぎます。

個人間カーシェアの位置づけ

個人間カーシェアは車を貸し借りして、そこにお金が発生します。

仲介会社が間に入りますが、報酬を受け取るのは車を貸したオーナー。

オーナー側からすると「これはレンタル業になるの?」という疑問が浮かんできます。

オーナーになるには何か許可が必要なの?

通常、事業として車を有償で貸すには国土交通大臣の許可を受けなければなりません。

しかし、この個人間カーシェアは事業として車を貸すのではなく、「共同使用契約のもと貸し出しを行う」という考えになります。

【共同使用契約とは】
個人同士が自家用車を共同で使用するための契約。
車の取得・維持に必要な実費を共同で負担するもの。

何だか難しい話に感じますが、つまりはビジネスや事業ではなく、「共同で使う車の維持費を共同で負担する」という考え方です。

車を利用する時、ドライバーとオーナー間でこの共同使用契約が締結されます。

ドライバーもオーナーも、この共同使用契約の考えを元にしていることを忘れてはいけません。

オーナーになるには色々な許可が必要なのかと思っていたけれど、この考え方なら誰でも気軽にオーナーになれちゃいます。

その上、アプリに登録するだけで始められるので簡単。

「気軽で簡単」のパワーワードが出てきた時点で、もうすでに疑いがだいぶ晴れました。

気になる料金のアレコレ

レンタカーや通常のカーシェアだと時間単位での料金が想像できるけど、個人間カーシェアの料金はどうなっているのでしょうか。

ドライバーが支払う料金は3つ。

  • 共同使用料金
  • 保険料
  • ガソリン代

詳しく見ていきましょう。

車の共同使用料金はオーナーが設定

共同使用料金とは車を使用する料金のことで、先ほど紹介した「共同使用契約」に基づいて設定されます。

共同使用料金は、以下の情報を元に計算。

  • 車の購入金額
  • 購入時走行距離
  • 年間維持費

これらの情報をオーナーが仲介会社のアプリに入力して、使用料金の上限が表示されます。

オーナーは、その上限額を超えた金額をドライバーに請求することはできません。

数多くの車が登録されているため、自分の車を選んでもらうためには料金設定はかなり重要。

中には、ベンツなどの高級車が1日5,000~8,000円で設定されていたりします。

もちろん、高級車じゃなかったらもっと安い料金です。

どの車もリーズナブルな料金でビックリ。

価格競争を勝ち抜くには、良心的な料金を設定する必要があるね。

共同使用料金は、あくまでもオーナーとドライバーが車の維持費を共同で支払うという考え方です。

オーナー側からしたら、車の維持費を一緒に支払ってくれる人に車を貸すという感覚。

私も毎年車の維持費にお金と涙を流している1人なので、このシステムはかなり魅力的。

それと、カーシェアのように料金はあらかじめ決まっているものと思っていたので、上限額の範囲内で自由に料金を設定できるのは予想外でした。

簡単にしっかりと保険加入

もし、ドライバーが事故を起こした・起こされた場合、車を貸したオーナーも被害に遭います。

私が入っている自動車保険はドライバーが家族以外だと保険の対象にならないので、他人に貸すのは怖い。

私と同じような保険に入っているオーナーの場合、保険の内容を変えなければならないのかという疑問が浮かびます。

保険料も高くなるし、それじゃあ本末転倒…。

そう思ったあなた、そんな本末転倒な結果にはならないのでご安心を。

個人間カーシェアは、仲介会社が指定する自動車保険にドライバーが入ることが必須です。

その保険の中に事故を起こした際に必要な補償が含まれているので、オーナーは保険の内容を変える必要はありません。

しかし仲介会社によっては、ドライバーのみならずオーナーも車両損害を補償する保険に加入する必要がある場合も。

仲介会社を選ぶとき、保険内容もしっかりチェック。

保険は、予約確定時に自動的に加入するシステムなので書類手続きなどは必要なし。

私も過去に事故に遭ったことがあるので、保険がしっかりと準備されていることに安心感を覚えました。

車を楽しく快適に乗ることは、安心感の上に成り立つことなんだと再確認。

ガソリン給油はドライバーのマナー

ガソリン代は基本的に、ドライバーが使った分だけ給油してオーナーに返却することになります。

しっかりとガソリンを給油して返すのが、ドライバーのマナー。

しかし、仲介会社によっては返却後にオーナーが給油して、ドライバーにアプリを通して請求する精算機能を設けているところもあります。

オーナーとしては給油して返してくれるのはありがたい。

個人間カーシェアの料金面はもっと複雑なものかと思っていましたが、意外とシンプルかつ良心的な料金ルールで安心。

双方の目線からのデメリット・メリット

ドライバーとオーナー双方にメリットがある、個人間カーシェア。

個人の間でやり取りをするので、何となくデメリットも浮かんできますよね。

個人間カーシェアのデメリット・メリットを、ドライバーとオーナーに分けて見ていきましょう。

ドライバーのデメリット・メリット

ドライバー側のデメリットはこちら。

  • 通常のカーシェアより気を遣う
  • 車の引き渡しが遠方の場合がある
  • オーナーの都合に合わせなければならない

デメリットは、通常のカーシェアに比べて「個人間ならでは」の問題が目立ちます。

ドライバーは、個人情報のものを車に置き忘れていないかなど、通常のカーシェアよりもっと気をつけなければなりません。

あくまでも個人の車を借りているだけだからね。

車の引き渡しの場所も返却時間も、基本的にはオーナーの都合に合わせます。

引き渡し場所が遠方になった場合、交通費まで考えると安い車を借りた場合は結果的に割高になってしまう事態に。

また、受け渡しの時間や返却時間を合わせるのもネックです。

オーナーとのやり取りで、場所と時間を納得した上で予約することがベストでしょう。

しかし、基本的にはオーナーとの相談ベースで全てが決まるので、交渉次第ではドライバーの都合に合わせてくれます。

このようなデメリットがありますが、それを打ち消すほどのメリットはこちら。

  • 安く車を利用できる
  • 受け渡し場所を選べる
  • 様々な車種に乗ることができる
  • コミュニティが作れる

個人間カーシェアは「1日」という単位で見ると、とにかく安い料金で車を借りられます。

受け渡し場所は、遠方の場合はデメリットになりますが、オーナーと相談の上で都合のいい場所に設定できたらメリットに逆転。

近場の駅、コンビニ、空港などを受け渡し場所にしている人も。

そして何より、車好きには嬉しいメリットが、様々な車種に乗ることができるということ。

車種は、憧れの高級車・キャンピングカー・レトロな旧車などなど。

「一度は乗ってみたい」というドライバーの夢が叶えられます。

車の引き渡しの際は直接会っての引き渡しになるので、それがきっかけで意気投合し、コミュニティが作られるパターンも。

新しいコミュニティを作る場としても魅力的なサービスなんです。

仲介会社によっては会員同士の交流会なども開いているようで、私は楽しそうすぎてウズウズしてしまいました。

オーナーのデメリット・メリット

次に、オーナー側のデメリットはこちら。

  • 傷や事故などのリスク
  • トラブルに発展する可能性

オーナー側の最大のデメリットは、傷や事故などのリスクに加え、トラブルに巻き込まれる可能性もあるということ。

実際に個人間カーシェアで、「貸した車が返却されない」などのトラブルが起こっています。

このようなトラブルを未然に防ぐために、車の引き渡しは対面方式で運転免許証の確認が必須になっています。

その際に、事前に一緒に車の傷やボディの確認することも忘れずに。

車の引き渡しは慎重に行う必要があるね。

これはドライバー・オーナー双方に言えることですが、個人間カーシェアでは利用後、ドライバーもオーナーもレビューを書くことになっています。

そのため、レビューの評価が低いドライバー・オーナーは注意した方が良いでしょう。

逆にレビュー評価の高いドライバー・オーナーは安心できるので、このレビュー機能は予約時の判断基準にできますよ。

ここまで、オーナーのデメリットは決して軽視できないようなものですが、その分メリットも大きいです。

  • 使っていない車を有効活用できる
  • 車を貸すだけで報酬が得られる
  • 車の維持費が軽減できる

何と言っても、車を使っていない時に貸すだけで報酬を得れるのは魅力的。

得られる報酬は、地域や所有している車によって大きく変わります。

やはり都会の方が需要が多いですし、高級車の方が共同使用料金を高く設定できるので報酬も多いです。

このサービスを上手く使っているオーナーは、車の維持費を全て賄えるくらい報酬を得ています。

車の維持費は本当にストレスだよね…。

上手く活用すれば、車の維持費をストレスフリーにできるなんて夢のよう。

人気の車種を所有している上に維持費もかからないなんて、羨ましい以外の言葉が見つかりません。

もし私が都会で良い車を持っていたとしたら、速攻オーナーになっていること間違いなし。

通常のカーシェアとどっちがいい?

個人間カーシェアはドライバーもオーナーも共にメリットがあることが分かりました。

では、ドライバーにとって「個人間カーシェア」と「通常のカーシェア」ではどちらが良いのでしょうか。

2つの特徴を比較してみました。

個人間カーシェア通常のカーシェア
車種乗りたい車種に乗れる乗れる車種は限られる
利用時間1日単位での利用15分からの利用
手続きオーナーとの対面でのやり取り無人での手続き

乗りたい車がある・長時間の利用・オーナーとの対面が苦ではない人は、断然個人間カーシェアがおすすめです。

逆に、車種にこだわりはなく短時間でサクッと利用したいという人は、通常のカーシェアの方が良いです。

個人間カーシェアは、特に車好きにはピッタリでコミュニティの輪も広がります。

同じ趣味のコミュニティが作れるのは最高。

中には、そのコミュニティで仕事の縁に巡り合えたという人も。

車の貸し借りだけでなく色々な縁に出会える、まさに一石三鳥ぐらいのサービスですね。

とはいえ、個人間カーシェアは地域によって登録車の台数にばらつきがあるので、まずは自分の住んでいる地域を確認してみましょう。

個人間カーシェア仲介会社3選

個人間カーシェアにおいて、重要な役割を担う仲介会社。

仲介会社によって特徴も様々。

個人間カーシェアを代表する3社の特徴を紹介します。(情報は全て2020年6月時点のもの)

【Anyca(エニカ)】
株式会社DeNAが運営。
登録会員数30万人以上、登録台数9,000台以上。(2019年11月時点)
個人間カーシェア登録台数No.1。
手数料:オーナーが共同使用料金の10%を支払う。
保険:ドライバーが1日自動車保険に加入(1,800円)
【CaFoRe(カフォレ)】
株式会社trunkが運営。
登録台数1,620台(2019年3月時点)
手数料:共同使用料金のうち、ドライバー→8%、オーナー→10%を支払う。
保険:ドライバー→ドライバー保険会員(月額2,680円)
オーナー→レンダー補償(月額1,080円・2,160円・3,240円コースのいずれかを選択)
【dカーシェア】
NTTドコモが運営。
マイカーシェア・カーシェア・レンタカーの3つのサービスを展開。
手数料:オーナーが共同使用料金の10%を支払う。
保険:ドライバーが1日自動車保険に加入(1,500円・2,100円コースどちらか選択)

ダントツで人気なのが、「Anyca」です。

Anycaが人気の理由を口コミから見てみましょう。

初めてのAnyca利用。
オーナーさんが親切で、車もとても快適だったので良い休日を過ごせました。
レンタカーでは借りられない車種が安く借りられる。
車好きなので毎回違う車に乗れるのが楽しみです。
オーナーとしてもドライバーとしても利用しています。
車を登録後すぐに予約が入り、車のガソリン代が節約できるのが嬉しいです。
ドライバーとしては、車種が豊富でオーナーとの交流が楽しめるのがメリット。

Anycaの最大の魅力は、登録会員数・登録台数の多さ。

その結果、ドライバーは豊富な車種を楽しめ、オーナーは多くの人に車をシェアすることができます。

Anycaを活用すれば、個人間カーシェアの醍醐味である交流の場も広がることでしょう。

個人間カーシェアを車の貸し借りだけでなく、丸ごと楽しみたい人はAnycaがおすすめ。

私は普通に友達を作りに行きたいと思っちゃいました。

まとめ

ドライバー・オーナー双方にメリットがある「個人間カーシェア」。

貸し借りだけでなく、その車の維持費や魅力までもシェアできるサービスです。

共同使用契約という考え方のもと、誰でも気軽に始められます。

また、ドライバーとオーナ―の交流によって、コミュニティ作りの場となるのも魅力的。

最初は半信半疑でしたが、このサービスの裏の顔を疑った私がバカでした。

私も自家用車をもっとグレードアップさせた際には、オーナーになってみたいと思いました。

そして、大人数で旅行に行く時も便利なのでドライバー側としても利用してみたいですね。

分け合えるのは車だけでなく、維持費もメリットもコミュニティも。

このサービスを知っているだけで、いざという時に得する気しかしません。

あなたも個人間カーシェアで、車の新しいスタイルを確立してみてください。

この記事を書いた人
タンサック編集部

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この名前になっている「タンサック」という名前は、探索という意味です。
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