クラシック音楽の曲名の最後によく書かれているアルファベットがありますよね。
OpとかBWVとかK(ケッヘル)などなど。
そのアルファベットのあとにはかならず数字がくっついています。
ピアノ曲、歌曲、管弦楽曲、室内楽曲、多くのクラシック曲についているナゾのアルファベット。
クラシック音楽というとそれだけでもとっつきにくい感じがするのに、こんな難しそうなものがついているとますます腰がひけちゃうかもしれませんね。
私は音楽大学を卒業後、現在は音楽教室の講師やオーケストラ・室内楽で演奏をやっていて、この楽譜のアルファベットを目にすることもしょっちゅう。
でも、曲を練習することばかりに気をとられて、あまり深く考えてきませんでした。
音大の授業でも特に習ったことはありません。
でもちゃんと知らないと音楽人としてヤバいんじゃない?と思い、調べてみることにしました。
今回は、このOp・BWV・K(ケッヘル)の解説をいたします。
楽譜上のOp・BWV・K(ケッヘル)
簡単にいうと、Op・BWV・K(ケッヘル)はすべて「作品番号」という意味なんです。
ナンバー1(NO.1)といったりしますよね。
そのナンバー(NO.)の部分と同じ意味を表しているんです。
クラシック音楽の作曲家は、何十何百何千と曲をたくさん作っています。
しかも、ちゃんとした名前がついていない曲がいっぱい。
「月光」とか「新世界」とか名前がついている曲もありますが、「ピアノソナタ第~番」とか「交響曲第~番」とかコチコチな感じの、名前とはいえなさそうな曲が多いんです。
このたくさんの曲を整理するために「作品番号」ができました。
じゃあ、どうしてOpとかBWVとかK(ケッヘル)などいろいろな言い方があるんでしょうか?
それについて、1つ1つ見ていきましょう。