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無料で不用品回収しますは実は危険?悪徳業者に気をつけろ!

片付け

不用品を処分するのって面倒ですよね。

引越しや部屋のリフォームで、古い家電や家具は要らないから処分しようって思った時、不用品回収を無料でしてくれると聞いたら、どうですか。

ラッキー、なんて自分はついているんだと思い、飛びつきたくなりますよね。

でも、ちょっと待ってください。

それって、かなり危ないかもしれないんです。

何があぶないのか知らないあなたの為に、どうして危ないのかこれから解説していきます。

さらに、安心して処分する方法も併せて紹介しますね。

無料で不用品回収は危ない

不用品を処分したいとき、こんなフレーズを思い出すのではないでしょうか。

「毎度お馴染みの廃品回収でございます。」

「ご家庭の家具や家電、ご不用品はございませんか?」

「無料で引き取ります。」

「高額で買取ります。」

一昔前、よく聞きましたよね。

軽トラで近所を回ってました。

このイメージがあるので、不用品は簡単に回収してくれるんだ、と思っている人も多いと思います。

でも、「不用品回収を無料でします」を大きく前面に出している業者は、実は危ないんです。

なぜなら、そういう業者はひょっとしたら違法に処分しているかもしれないから。

不用品を無料で処分してくれたり、買い取ってくれたりすることは実はとってもマレなこと。

もし、不用品回収で業者が違法に処分したら、元の不用品の所有者であるあなたも罪になります。

不法投棄などは廃棄物処理法違反になります。

違反すると、最も重い場合は「1000万円以下の罰金、または5年以下の懲役、あるいはその両方」という罪になります。

気軽に処分したい気持ちはわかりますが、もし罪に問われたら嫌ですよね。

そうならないためにも、きちんと知識をつけて不用品を処分するようにしましょう。

不用品回収業者に依頼しよう

不用品がたくさん出てきた。

そんな時は不用品を回収してくれる業者に依頼しましょう。

不用品回収業者は、ざっとみて次の5つに分類されます。

  • 引越し業者:引越しの時に粗大ゴミや古い家具などを回収
  • 一般廃棄物処理業者:一般家庭から出るゴミの回収
  • 産業廃棄物処理業者:会社や事務所から出るゴミの回収
  • リサイクル業者:古い家電や家具などの買い取り
  • 自治体(市役所):粗大ゴミや引越しゴミの回収

5つに分類しましたが、実際の不用品回収業者は兼業してるところがほとんどです。

だから、引越し業者、一般あるいは産業廃棄物処理業者、リサイクル業者の費用は、業者によって多少の差はありますが、基本的には同じ水準になります。

だから、複数の業者に見積もりをとって比較することが大事になってきます。

業者の費用の目安をみていきましょう。

基本的に業者の場合は、運搬料(3,000円~5,000円)に個々の不用品の処理・処分費用を加算した金額になります。

不用品1個の加算額の例と自治体の費用

品目業者(別途運搬料必要)自治体(大阪市の例)
液晶テレビ3,000円~5,000円回収不可
エアコン3,000円~5,000円回収不可
掃除機500円~2,500円200円
OA機器500円~3,000円200円~400円
大型家具2,000円~5,000円1,000円

自治体の行政サービスは、地域によってばらつきがありますが、不用品1個あたり処分費用は200円~2,500円で、業者よりは安く処分することができます。

ただし、自治体はテレビやエアコンなど家電リサイクル法の対象品は回収処分してくれません。

テレビやエアコンは、リサイクルすることが義務付けられているので、所定の業者に引き取ってもらわなければいけないのです。

所定の業者がわからなければ、自治体に問い合わせると紹介してくれますよ。

回収処分してくれないものもあるので簡単には比較できませんが、安さでは自治体の勝利です。

しかし、行政サービスを利用する場合は、指定された場所まで不用品を自分で運ばなければなりません。

大型のタンスなどの重量物は運ぶのが大変ですよね。

他の業者は、重量物を持ち出してくれるので大変な思いをすることはありませんが、その分の費用がしっかり加算されています。

業者によってかかる費用が違うので、複数社から見積もりをとって比較検討するのをおすすめします。

ここまで見てきてなんだか面倒だなあ、と思っていませんか。

イメージでは簡単に、気軽に処分できると思っていましたからね。

そうなんです。

不用品回収してもらうには、選択肢があって迷うんです

依頼する場合は、かかる労力と複数の業者の見積金額を比較して、どこに依頼するか決めなければならないんです。

悪徳業者にひっかからないためには

業者の中でもっとも安いところなのか、行政サービスを利用するのか。

迷っているところに、無料で不用品回収しますと聞いたら、思わず依頼したくなりますよね。

だって、正直めんどくさいですもん。

でも、そう言ってくる業者はもしかしたら悪徳業者かもしれません。

先ほども言った通り、悪徳業者には絶対依頼してはいけません

これらは悪徳業者に依頼して被害にあった人の声です。

「無料といっていた業者が、車に積んでから処分費用を請求され、断りきれず支払った。」

「なんの説明もないまま、高圧的な態度で見積額より高い金額を請求され、怖くて支払った。」

「不用品ではないものまで買取られた。」

「回収してもらったものが近くの公園に不法投棄されていた。」

こんな悪徳業者にひっかからないためにも、業者に依頼する前に確認したいことをいくつか紹介します。

・市町村の許可(一般廃棄物・産業廃棄物)、警察(古物商)の許可があるか確認する。
・業者の所在地や連絡先を確認する。
・業者の態度や言葉や行動に違法性が無いかどうかを確認する。
・見積を取る場合、書面でもらい、記載内容以外の費用のあるなしを確認する。

ちなみに、大音量で「無料で不用品回収」をうたい、街中を走る廃品回収車って、実は騒音公害で違法なんです。

安易に廃品回収車を呼び止めることは、とっても危険なのでやめておきましょう。

もし、呼び止めてしまったら、業者に確認したいことを必ず実行してくださいね。

知っておきたい知識

不用品回収業者の義務や買取る際の規定、不用品を出す人の義務などが定められている法律があります。

業者と交渉する時や業者を選ぶ時に役立ちますので、参考にして下さいね。

「無料になるからラッキー」はちょっと脇に置いといて、ここで紹介する法律に違反していないかどうか、冷静に業者の言葉や行動をみて、悪徳業者にひっかからないようにしましょう。

リサイクルショップなどの義務

古物営業法には、古物商(リサイクルショップなど)に次の義務を定めています。

・本人確認義務
・取引の記録義務
・不正品の申告義務

高額なもの(1万円以上)を買取る時、相手の身分証明書を確認しなければなりません。

買取品が盗難や遺失物の可能性を排除する義務があるのです。

業者に1万円以上のものを買取ってもらうときに、身分証明証の提示を求めてこなかったら要注意です。

トラブル回避のための規定

特定商取引法には、消費者とのトラブルを避けるために、不用品回収業者が不用品を買取る場合、次の規定が定められています。

・飛び込み営業の禁止
・取引に関する書面の交付
・クーリングオフの規定

軽トラで大音声で街を回ってるのは、飛び込み営業とほとんど同じこと。

悪徳業者かもしれません。

クーリングオフは取引が訪問先で行われた場合で、買取成立から8日間は取り消すことができるというものです。

クーリングオフができるか事前に業者に確認しましょう

ただし、クーリングオフで取り消すためには、日付の入った買取成立の書面をもらっておく必要があります

粗大ゴミはちゃんと処理する義務がある

廃棄物処理法には、廃棄物(粗大ゴミなど)の適正な処理方法が定められています。

生活環境の保全と公衆衛生の向上を図ることを目的とし、不法投棄など違反すると罰則があります。

依頼した不用品回収業者が違反した場合、元の所有者であるあなたも責任を問われます。

言うまでもありませんが、罪になるようなことはしてはいけません。

勝手に捨ててはいけない家電

家電リサイクル法では勝手に捨ててはいけない家電が定められているので、注意しましょう。

対象家電
・エアコン
・テレビ
・冷蔵庫・冷凍庫
・洗濯機・衣類乾燥機

対象となる家電の有用な部品や材料をリサイクルし、廃棄物を減量し、資源の有効利用を推進するための法律です。

不用品として処分するときは、自治体(市役所)に問合わせましょう。

家電リサイクル法対象品目の出し方
対象品目  リサイクル方法 リサイクル料金(費用) お問合せ先  収集運搬許可業者  家電製品は正しくリサイクルしましょう 対象品目 家庭用のエアコン、テレビ、冷蔵庫及び冷凍庫、洗濯機及び衣類乾燥機の4品目は、法律によりリサイクルする必要..

不用品回収の費用の内訳はどうなの?

不用品回収してもらうには費用がかかることはわかりますよね。

ここでは、費用の内訳や無料になる場合などを紹介します。

不用品回収の費用は、「収集料金+運搬料金+リサイクル料金+廃棄料金+諸費用」の合計金額です。

不用品回収業者が買取ってくれる場合は、費用から買取価格が減額になります。

不用品回収が無料になるのは「買取価格-(収集料金+運搬料金+諸費用)=0」となる場合です。

不用品回収業者は「売却価格-(収集料金+運搬料金+諸費用)=利益」となるように買取価格を決定します。

この式をみれば、なぜこんなに買取価格が安いのか、無料になるのかといったカラクリがわかりますよね。

無料と言ったのに料金を請求されたというのは、不用品引取り料が無料なだけで、それとは別に運搬費などがかかるということなんです。

言葉たくみというか、あえて言葉足らずにして、後出しじゃんけんするといった、悪徳業者がよくやる手法です。

無料という甘い誘惑にだまされないように気をつけましょう。

正規の業者なら最初からちゃんと説明してくれますよ。

\ 正規の業者はここ /

まとめ

所定の場所に不用品を運んでもいいのであれば、自治体などの行政サービスに依頼するのが1番安心です。

しかし、所定の場所まで運ぶのってかなり大変。

それなら不用品回収業者に依頼することを検討しましょう。

その際、悪徳業者に注意してください。

無料で不用品回収しますは甘い勧誘であり、とっても危険。

自分だけ無料のラッキーなんて有り得ません。

向こうから良い話を持ってきてくれたなんて思うと、とんでもないことになります。

あとで高額請求されたりして、嫌な思いをすることになります。

それだけならまだしも最悪の場合、あなたが罪に問われることも。

悪徳業者にだまされないために、しっかりと知識をつけておくことが大切です。

もし、あなたのまわりに不用品を処分したい人がいれば、騙されないようにアドバイスしてあげましょうね。

この記事を書いた人
タンサック編集部

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