我が家では、ほぼ毎日ウクレレコンサートが開催されています。
私が弾いて、息子が踊る。
最近では2歳になる息子もウクレレを弾きたがるようになりました。
私のウクレレを、あげようかな。
「そうすれば、自分用を新調できる!」と大人気ない考えでウクレレを調べだすと、なんと種類の多いことか!
代表的な種類だけでも、形が2種類、サイズが4種類、ペグが2種類、ボディ用の木材が5種類、ボディの材質が2種類あるんです。
この中からベストな組み合わせを見つけようと思ったのですが、かなり迷ってしまいました。
「自分に合ったウクレレはどれか?」を決めるために、それぞれの種類についてまとめたので参考にしてください。
この記事を読めば、ウクレレ選びがとっても楽になりますよ。
ウクレレの種類
ウクレレは、パーツごとにたくさんの種類があるんです。
ざっと並べるとこんな感じ。
- 形
- サイズ
- ペグ
- ボディ用の木材
- ボディ板の材質
それぞれどんな種類があるのかを詳しく解説していきます。
一般的な形は2種類
ウクレレには、一般的に2種類の形があります。
- スタンダード(ひょうたん)
- パイナップル
それぞれの形について詳しく見ていきましょう。
代表的なスタンダード
ボディの真ん中がくびれていて、ひょうたんのような形のタイプ。
よく見る一般的な形は、このスタンダードタイプですね。
ちなみに、写真はマイウクレレです。
くびれの効果で1つ1つの音がハッキリすると言われています。
丸くて可愛いパイナップル
引用元:https://www.digimart.net/cat4/shop1000/DS04870879/
ボディがまん丸でパイナップルのような形をしているタイプ。
まん丸で空洞が大きい分、少しこもったまろやかな音がでると言われています。
南国を漂わせるフォルムが、なんとも良い雰囲気を出していますよね。
ウクレレの中でもサイズは4種類
ウクレレのサイズは以下の4つがあります。
- ソプラノ
- コンサート
- テナー
- バリトン
選び方は人それぞれで、あなたの体や手の大きさにフィットするものを選んだり、気に入った音色で選ぶのもありです。
サイズが小さいほど、出る音はコロコロとした可愛らしい感じに。
反対に、サイズが大きくなるほどしっかりとした太い音が出ます。
もし、テクニカルな演奏にも挑戦したいなら、大き目のサイズを選ぶのがおすすめですよ。
一般的なソプラノ
基準となる一般的なサイズで、頭に思い浮かべたときに出てくるのはこのソプラノサイズだと思います。
私が持っているのもこのサイズ。
気軽に弾けるし、ハワイアンな音色は弾いていて気持ちがいいです。
コンパクトなので、手の小さい女性から子供でも使えるのがグッド。
手が大きいならコンサート
ソプラノサイズより一回り大きくなったコンサートサイズ。
弦を押さえる部分の幅が広くなるので、手の大きい人はソプラノサイズよりもこちらの方が弾きやすいかもしれません。
私の手は標準サイズですが、ギターの経験もあるせいか、ソプラノサイズだと少し窮屈に感じます。
入門用の簡単な曲から1歩進んだ、少し難しい演奏向きのサイズです。
テクニックを極めるならテナー
実は多くのプロが使っているのがこのテナーサイズ。
ウクレレらしさが残る音色で、最大級のサイズです。
もう1回り大きいバリトンサイズにもなると、チューニングがギターと同じになるので、音色もギターに近づきます。
演奏性の高さとウクレレらしさの絶妙なバランスが、プロにも好まれる理由ではないでしょうか。
私も、調べていて欲しくなったのは、このテナーサイズでした。
大きさに余裕があって弾きやすそう…。
ギターっぽく弾くならバリトン
正真正銘、ウクレレの最大サイズ。
それがバリトンサイズです。
テナーサイズの説明でも少し書きましたが、チューニングがギターと同じ「D / G / B / E」になっています。
これは、ギターの6弦あるうちの1~4弦と同じチューニングなんですね。
もともとギターをやっていた人や、重厚な音色を楽しみたい人に好んで使われています。
「ウクレレのサイズはどれがいい?実際に比べてわかった選び方」でもサイズについてさらに詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
チューニングに使うペグは2種類
ペグというのはウクレレの先っちょにある、弦が巻かれている部品のことです。
弦の張り具合を調節することで、チューニングを合わせます。
ウクレレには、このペグが2種類あるんです。
それぞれの特徴を紹介しますね。
細かい調節ができるギアペグ
ギアが付いているペグのことで、ギターと同じ仕組みになっています。
ギアのおかげで弦の巻き取り具合を細かく調整できるので、チューニングが合わせやすいのがギアペグのいいところ。
次に紹介するストレートペグと比べると重くなることがデメリットですが、技術の進歩によって軽くなっていることもあり、年々普及率は上がっています。
素早く弦を巻けるストレートペグ
引用元:https://naru-gakki.com/ukulele-machinehead-screw-tightening/
弦を巻き取る棒が、ペグを回した分だけ一緒に回るタイプ。
ギアペグと比べると細かい調整には向きませんが、巻き取る量が多いので素早くチューニングができます。
その分チューニングが狂いやすいので、どちらかと言うとウクレレに慣れた経験者向けです。
代表的な5種類の木材
ウクレレは、使われる木材によっても、音色が大きく変わります。
メジャーなものから、希少で高価なものまで種類もたくさん。
中でも代表的な木材を、5種類紹介していきます。
暖かみのあるマホガニー
暖かみがあって落ち着いた雰囲気の音を出してくれます。
ウクレレでよく使われているのがこのマホガニーと次のハワイアンコア。
見た目は濃いめの茶色で大人な印象です。
ハワイの神木、ハワイアンコア
ハワイでは神木として扱われているハワイアンコア。
だから、マホガニーと比べると値段がちょっと高め。
音は歯切れが良くカラッとしていて、「ザ・ウクレレ!」という感じです。
とっても丈夫なメープル
日本にある楓という木の仲間で、白っぽい色をしているメープル。
明るい色味で、きれいな印象ですね。
非常に硬い材質なので音の反響が大きくなります。
その丈夫さが買われてボーリングのレーンなんかにも使われているそうですよ。
硬いので、少々のことで傷がついたり板がそったりしないんですね。
家具にも使われているスプルース
この木目、ホームセンターなんかで見かけませんか?
スプルースは、家具などにもよく使われている丈夫な木材なんです。
音の雰囲気は、硬くてハッキリとしたクリアな印象。
明るい曲を弾くのに、良さそうですね。
フルーツとして有名なマンゴー
引用元:http://wood.boy.jp/jusyu/index.php?%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%BC
みなさんご存知、果物のマンゴーのことです。
さすが、南国発祥の楽器。
使われている木材も、特徴的ですよね。
柔らかいマンゴーの木からできたウクレレは、その音も柔らかくて甘い感じです。
ボディは単板か合板のどちらか
ボディに使われている板の枚数にも種類があります。
1枚だったら単板。
複数枚だと合板と呼ばれます。
合板だった私のウクレレを横から写した画像です。
丸い穴の部分から見える板の断面をよく見ると色が違って見えます。
画像だとわかりづらいのですが、私のウクレレは3枚の板が重なっていました。
合板は複数枚の板が重なっているので耐久性が高いんです。
リーズナブルなお値段で買えるのも合板のいいところ。
合板と比べて単板は値段が高くなります。
しかし、1枚なので振動が伝わりやすく、音が断然良いんですよ。
まとめ
ウクレレの種類はかなり豊富でしたね!
もしウクレレを買おうか迷っていたら、まずは体や手のサイズに合ったものを選んでみるのがオススメです。
今回ウクレレの種類について調べた結果、私はテナーサイズのウクレレが欲しいのだとわかりました。
ウクレレの気軽さが残りつつも弦を押さえるときの窮屈感が無いのが良いですね。
形は今のウクレレと同じスタンダードで、ペグは微調整しやすいギアペグ。
ボディは丈夫で安価な合板にしようと思います。
材質は色が白くて綺麗なメープルが気に入りました。
私はこんな感じで自分に合うウクレレを見つけることができました。
ぜひあなたも自分に合ったウクレレを見つけてくださいね。
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