吹奏楽部の必須アイテムであるチューナー。
管楽器や弦バスはもちろん、ティンパニのチューニングにも必要なので、吹奏楽部に入ると全員購入するように言われると思います。
私も中学の吹奏楽部に入部したときに、チューナーが必要ということで楽器店に行きました。
しかし、楽器店に行ってみると色々なチューナーがズラリ。
どれがいいのかわからなかった私は、先輩と同じものを購入しました。
しかし、音楽をたしなむ者として、チューナーも自分で選べたほうがいいのではと思った私は、チューナーについて調べることに。
この記事では、吹奏楽経験者の私が調べた、おすすめのチューナーと選び方のコツを紹介します。
チューナーを選ぶときに、ぜひ活用してみてくださいね。
チューナーの選び方のコツ
チューナーはいろいろな種類があります。
間違えてギターやベース専用のチューナーを買ってしまったら、最悪使えないことも。
ここでは、どんなチューナーを買えばいいのかを解説します。
ヘルツ固定のチューナーはNG!
引用元:https://item.rakuten.co.jp/ikebe-rockhouse/639679/
そもそも、ヘルツって何?
ヘルツ(Hz)とは、音が1秒間に何回振動するかを表す単位です。
ピッチが高いか低いかを、数字で表せるようにしたものですね。
吹奏楽では一般的に、440Hz~442Hzでチューニングをします。
私の中学の吹奏楽部は、442Hzでチューニングをしていました。
他校との合同練習もしましたが、その全ての学校が442Hzでチューニングをしていたと記憶しています。
しかし、チューナーの中には440Hz固定のものがあるのです。
これは、国際標準が440Hzとなっているため。
キーボードや音楽ソフトは、440Hzに設定されているものが大半です。
じゃあなんで吹奏楽では442Hzでチューニングをする団体が多いの?
それは、ヘルツが高いほうが華やかな音になるからです。
ただ、高すぎても楽器に負担がかかるので、442Hzに落ち着いていると言われています。
以上のように、吹奏楽では442Hzでチューニングをすることが多いので、ヘルツ固定のチューナーは買わないようにしましょう。
管弦楽器のチューニングにはマイクを
引用元:https://item.rakuten.co.jp/aikyoku-bargain-center/tm30pk-01/
吹奏楽部では、みんなが一斉に音を出すので、チューナーが自分の音を拾ってくれないことがあります。
そこで必要なのが「マイク」です。
マイクをつければ、自分の音だけを拾ってくれるので、正確なチューニングができます。
マイクがセットになっているチューナーもあるので、チューナーとマイク両方欲しいという方は、そちらをおすすめします。
マイクのコードは切れやすいので、気を付けて使いましょう。
私は雑に扱ったせいでコードが切れ、マイクを買い替えるハメになりました。
切れやすい部分にテープを巻いて補強するのがいいかも。
ただし、ティンパニには使えないので、チューナーをギリギリまで近づけてチューニングをしましょう。
カード型とクリップ型どっちがいい?
吹奏楽で使えるチューナーには、カード型とクリップ型があります。
カード型は標準的なチューナーで、私もカード型のチューナーでした。
クリップ型は楽器に直接取り付けるため、マイクがいらないチューナーとなっています。
マイクが断線する心配がない分、クリップ型の方がいいんじゃない?
ところが、クリップ型のチューナーを使えない楽器もあります。
例えば、フルートは横笛のため、どこに付けても画面が見えません。
他の楽器も、下を向いたり、上を見上げないと見えない場合があります。
クリップ型のチューナーの購入を考えている方は、自分の楽器が対象になっているかを確認してから購入しましょう。
自分の楽器でクリップ型のチューナーが使えるか心配という方は、カード型を買うのが無難です。
チューナーおすすめ3選
チューナーの選び方のコツがわかりましたね。
ここからはオススメのチューナーを紹介していきます。
いろいろなチューナーの中から、機能やデザインが優れている3つを、私の経験をふまえながら厳選しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
(この情報は、2020年5月30日のものです。)
定番のカード型チューナー
引用元:https://item.rakuten.co.jp/sakurayama/yamaha-tdm700gm-01/
商品名 | YAMAHA TDM-700GM チューナー/メトロノーム + コンタクトマイクセット |
価格 | 4,350円(税込) |
吹奏楽部で一番見かけるチューナーと言ったらコレ!
私が使っていたチューナーはもう販売していませんが、このチューナーはその後継機です。
このチューナーはメトロノームがついており、チューナーで音程を確認しながらメトロノームで基礎練習ができます。
また、音を聴きながらチューニングができる標準音の機能も。
さらにマイクがセットになっています。
欲しい機能が全部ついたチューナーね!
ただ、音の大きな楽器は、メトロノームの音が楽器の音にかき消される可能性があります。
私はフルートだったのでメトロノームの音は聞こえていましたが、たしかにトランペットなどの音だと聞こえにくいかもしれません。
また、同じTDM-700シリーズには、ディズニーのキャラクターがデザインされているチューナーもあります。
引用元:https://item.rakuten.co.jp/mikidj/4957812659970/
かわいい!このチューナーなら練習も楽しくなるね!
有名なYAMAHAのチューナーであり、吹奏楽部員のほとんどが使っているチューナーです。
このチューナーを買えば間違いはないでしょう。
人とかぶりたくないって方は落としても無くしにくいディズニーデザインが重宝しますよ。
機能充実カード型チューナー
引用元:https://item.rakuten.co.jp/chuya-online/s19827/
商品名 | SEIKO STH200B チューナーメトロノーム FA-01 チューナー用コンタクトマイク付き |
価格 | 4,398円(税込) |
このチューナーにも、メトロノーム、標準音の機能がついています。
そのほかに、平均律のチューニングだけでなく、純正律のチューニングができます。
吹奏楽やオーケストラ、合唱などでは、純正律を使います。
私は中学は吹奏楽部、高校からは合唱をしていますが、音感があまりありません。
私にとって純正律で合わせるのはとても難しいので、このチューナーはとてもありがたいです。
標準音はクラリネットの音になっているので、より音を合わせやすくなっていますよ。
音感に自信がない人にピッタリのチューナーね!
また、このチューナーはクリップで譜面台などに付けることができます。
私はよく譜面台からチューナーを落としていたので、このチューナーならストレスフリーですね。
実用的な高機能チューナーが欲しいという方にピッタリのチューナーです。
マイクいらずクリップ型チューナー
引用元:https://item.rakuten.co.jp/chuya-online/130362/
商品名 | YAMAHA TD-38L クリップオン チューナー |
価格 | 3,480円(税込) |
楽器に直接取り付けることができる、クリップ型のチューナーです。
こちらもメトロノームが使えるチューナーですが、チューナーと同時には使えません。
また、基準音の機能はついていません。
小さくて軽いから、機能が少し制限されているね。
カード型チューナーに比べて安いので、チューニングだけできればいいという方にオススメです。
このチューナーの対象楽器はコチラ。
- ホルン(シングル、ダブル)
- チューバ
- ユーフォニアム
- オーボエ
- ファゴット
- E♭クラリネット
- B♭クラリネット
- バス・クラリネット
- サクソフォン(ソプラノ、アルト、テナー、バリトン)
- トランペット/コルネット
管楽器の中でも、フルートやトロンボーンには使えないので注意してくださいね。
私がフルートでなければ、このチューナーが欲しいと思いました。
フルートでこのタイプのチューナーは絶対に使えないので羨ましいです(笑)
プロも愛用している人が多く、使い勝手がとても良いチューナーです。
まとめ
おすすめのチューナーと選び方のコツを紹介しました。
チューナーは吹奏楽では絶対に必要なモノ。
あなたの楽器にはどんな機能が必要なのか、よく考えて選びましょう。
機能にこだわらないという方は、長く使うものなので自分の好きなデザインのチューナーを選ぶのもいいですね。
もし私が買うとしたら、2番目に紹介したSEIKOのカード型チューナーを選びます。
純正律のチューニングができることと、クリップで譜面台に取り付けることができるのが、私にとって大きなメリットだからです。
あなたも自分に合ったチューナーを購入して、吹奏楽ライフを楽しんでくださいね。