トランペットはカッコ良くて憧れる人も多い、人気のある楽器の1つです。
映画「天空の城ラピュタ」で、パズーがトランペットで吹く「ハトと少年」は誰もが知っている名曲。
青空の下で吹くトランペットは気持ち良さそうで、あんな風に吹きたいなと思いますよね。
でも初心者はなかなかあのようにカッコ良くは出来ないものです。
トランペットをいざ持ってみると、パッと簡単に構えられそうに見えたのに持ち方がイマイチよく分からないし、息を吹きこんでみても音が鳴らなくて吹き方もよく分からない。
では、トランペットを1から練習してみることにしましょう。
トランペットを初めて練習する時は、楽器本体は付けずマウスピースだけでプープーと吹くことから始めますが、これがまた地味な練習。
ああ、こんな地味な練習いつまでやらなきゃいけないの?いつになったらパズー先生のように吹けるんだろうと思うかもしれませんが、ここは誰もが通る道です。
この練習をクリアしないと、トランペットの本体を付けたときに上手く吹けないのです。
今回は、初心者の方のためのトランペットの吹き方と持ち方をご紹介しますね。
めざせ、トランペット道!
トランペットの吹き方①マウスピース
早くトランペットを持って吹きまくりたい気持ちも分かりますが、最初は地味なマウスピース練習からスタートしましょう。
アンブシュアと息の吹き込み
実際にマウスピースを吹く前に、アンブシュア(口の形)と息の吹きこみ方についてお話しますね。
トランペットは、唇を振動させて音を出す楽器です。
そのためには、唇を柔らかい状態にしておかなければいけません。
アンブシュアは口角を軽く両端に張りますが、張りすぎて唇が固くならないようにしてくださいね。
息を吹きこむときのコツは、スイカを食べたときに種を「プーッ」と飛ばすような感じで、というと分かりやすいでしょう。
息をたっぷり吸って勢いよくプーッとします。
唇の状態と息を吹き込むイメージも大体出来たし、実際にマウスピースを吹いていこう。
アンブシュアについてはこちらの記事を参考にすると分かりやすいですよ。
マウスピースだけで吹く(バズィング)
マウスピースだけで練習すること、またはマウスピースを使わず唇だけを振動させる練習のことをバズィングといいます。
ではマウスピースの吹き方を説明していきますね。
※マウスピースを持つ位置を分かりやすくするために上の画像に赤い印をつけましたので、この辺りを持ってください。
- マウスピースの部分を右手または左手の親指と人差し指(中指なども添えて良い)で持つ。
- マウスピースをくちびるに軽く当てる(強く当てすぎないように注意する)。
- 頬はふくらまさず、歯は頬の内側にぴったりくっつけて、トランペットのアンブシュアをしっかり形づくる。
- 息を入れてプーッと吹く。
マウスピースなんて小さいしチョロいなんて考えず、マウスピースの先にトランペットの本体が付いているつもりでしっかりと息を吹き込むことが大切です。
次の動画を参考にしてくださいね。
まぬけなオナラのように聞こえるかもしれませんが、これがバズィングのお手本です。
このような音が出るようにしましょう。
マウスピースで出た音に音程を付けよう
マウスピースでプープー音が出るようになったら、そのプー音に音程を付ける練習をしましょう。
チューナーに合わせてド、レ、ミなどを吹きます。
指使いで音を変えるわけじゃないのに、マウスピースだけで音程がつけられるの?
頭のなかでドレミの音をしっかりイメージして、口で歌うつもりで(唇は動かしません)吹き込むと、マヌケなプー音がしっかりとしたドレミになるんですよ。
トランペットなどの金管楽器にはとっても大切な練習です。
頭のなかでドレミを歌いながら、頬や顔全体の筋肉などをミリ単位で微調整してみたり、息を当てる向きやスピードを変えてみるとコツがつかめるでしょう。
次の動画では、マウスピースだけでド~、ソ~、ド~と吹いています。
うーん、なかなか難しい。でも頑張ろう。
難しければドとかレとか考えず、サイレンがウ~~と鳴っているような感じで、マウスピースを吹きながら音を高くしたり低くしたりしてみましょう。
最初はなかなか出来ないかもしれませんが、あきらめずに練習していくとそのうちコツがつかめます。
楽器の練習は根気が大切ですよ。
では、マウスピースでの練習が慣れてきたところで、トランペットの本体を付けて吹いていきますよ。
トランペットの吹き方②本体を付ける
ではマウスピースと本体を合体させて、いっちょ前のトランペットにしましょう。
まずトランペットの持ち方から勉強していきます。
トランペットの持ち方
引用元:https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/trumpet/play/
では、上の画像と以下の説明を参考にトランペットを持ってみましょう。
- 左手の親指をフィンガーフックにひっかけ、人差し指と中指はピストンにそろえて持つ(人差し指の第2関節あたりで中央部分を支えると持ちやすい)。
- 左薬指はリングに入れて、小指は薬指に添えて持つ。
- 右手は、小指をフィンガーフックにひっかけ、人差し指、中指、薬指は、手前から順番に指を立て、ピストンを真上から押すように置く。
- 右親指はマウスピースの延長線上のパイプの下で、トランペットを下から支えるように持つ。
ベル(先の広がった部分)が上を向きすぎないようにしましょう。
トランペットを構えた時、ベルが自然に少し下向きになるぐらいが正しい持ち方ですよ。
けっこう重さがあるので、手のひらもうまく使ってトランペットを支えるとバランスよく持つことができます。
左手人差し指、右手小指、右手親指の3点を支えにして持つのがコツですね。
トランペットを持つメインは左手で、右手は添える程度と考えましょう。
やっぱりトランペットをちゃんと持ってみるとカッコイイな。
ではこの持ち方で、実際に音を出していきます。
ひびけトランペット!
ではいよいよトランペットを吹いていきます。
気合が入るかもしれませんが、力まずマウスピースで練習してきた時と同じように音を出してください。
以下の説明を参考に、いい音を鳴らそうと念じながら音を出してみましょう。
トランペットよひびけー。
- 背筋を伸ばして楽器を構えます。
- 胸を張りすぎないように注意して、唇の真ん中にマウスピースを当てます。
- 息をしっかり吸い込んでお腹でしっかり支えて、音を遠くに飛ばすようなイメージを持ち、唇を軽く閉じて「プ」の発音で息を吹きこみます。
上手く音が鳴らなくても、唇を固くして振動をさまたげたり、マウスピースを強く唇に押し付けたりしないように気を付けましょう。
また、頬をふくらまさず、唇の形が変わらないように意識してください。
ピストンをどこも押さずにそのまま吹くと、一番楽に出るのがトランペットのソ(実音ファ)です。
うーん、なんとか吹けるようになってきたかな~。
それでは、なんとか音が出るようになったところで基礎練習をしていきましょう。
トランペットの基礎練習
引用元:https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/trumpet/play/
では、トランペットの基礎練習のスタートです。
- 1音だけで「4拍音を出し4拍休む」を繰り返し、真っすぐキレイな音が出せるように吹く。
- ゆっくりなテンポで、吹き始めから終わりまで同じスピードの息で音が出せるよう意識して、出来るようになったら拍数をのばしていく。
この動画を参考にして吹いてみましょう。
音をのばしている間、音質がふるえないようにお腹で息をしっかり支えて吹くように心がけてくださいね。
また、それぞれの音によって吹いているときのアンブシュアや息の状態が微妙に違います。
それをじっくり感じ取りながら練習しましょう。
では、冒頭でもちょっと話が出ましたが、「天空の城ラピュタ」のパズーがトランペットで吹く「ハトと少年」を聴いてみましょう。
この演奏をはげみにして練習に取り組んでください。
私もいつかこんな風に吹けるようになりたいな。
けっこう大切な唇のケア
最後に唇のケアについて説明しておきましょう。
トランペットを長く吹いていると、唇が腫れたり痛くなったりすることがあります。
腫れや痛さをガマンしたまま練習を続けると悪い癖が付いたりする原因にもなるので、無理せず休んで唇のケアをしましょう。
唇が腫れている場合は、大抵マウスピースを唇に強く押し付けている事が原因です。
しっかりと冷やしたり、冷たい水を飲むこともいいですね。
また、普段から唇にマウスピースを強く押し付けないで吹くように心がけましょう。
唇が痛い場合は自分のアンブシュアを確認して、痛くならずにしっかりと吹ける自分のポイントを探してください。
また、日頃からリップクリームなどで唇をケアすることも大切です。
練習が終わったあとは、リップクリームを塗って唇をいたわってあげよう。
まとめ
今回は、トランペットの吹き方と持ち方についてご紹介しました。
まずマウスピースのみで練習して、それに慣れたらトランペット本体を付けて吹きましょう。
あせりは禁物ですよ。
またトランペットを吹く時は、背筋を伸ばして、でも胸を張り過ぎないように気を付け、カッコよく構えられるようにバランスを考えて持ちましょう。
楽器演奏技術の習得はそれなりの時間がかかるもの。
トランペットを始めて1週間やそこらで「ハトと少年」が楽々に吹けるようになればだれも苦労しません。
パズー先生だって真っ青になってしまいます。
練習は必ずしも順調には進みませんし、壁にぶち当たることも多いです。
それでもあきらめずに試行錯誤しながら練習を積んでいくことが大切ですよ。
そしてそれを苦労だと思わず、実験をしているような楽しい気持ちで行ってください。
トランペットの正しい吹き方と持ち方で練習を重ねて、トランペット道を突き進みましょう。
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