年末年始、ゴールデンウィーク、長期休み・・・。
まとまって休みが取れる期間は、大掃除をするにもうってつけですよね。
次の大掃除の期間は、生前整理をしてみるのはいかがでしょうか。
実は私は以前、「人間の住む場所じゃない」と友人から言われるほどの汚部屋に住んでいました。
生活もしづらく、はっきり言って帰りたくない部屋でした。
しかし、その後、生前整理をしたおかげで、スッキリした部屋で好きなことに打ち込めるような生活に変わっていったのです。
生前整理は、快適で過ごしやすい理想の部屋を実現できる、そんなパワーを持った行為です。
とはいうものの、正直何から手を付けていけばいいかわからないし、挫折しそうで不安ですよね。
ですが安心してください、実際のやり方はシンプルです。
本日の記事では、スムーズに生前整理するやり方とコツを紹介していきます。
大掃除期間で生前整理を終わらせるには
生前整理をスムーズに進めていくには、3つのステップがあります。
- ゴールを決める
- スケジュールを立てる
- 残すもの、手放すものを仕分ける
それでは、1つずつ見ていきましょう。
①ゴールを決める
一番最初にやるべきことは、生前整理後の理想の生活を決めることです。
あなたは、片付け終わったら、どんな生活をしていきたいですか。
これを決めることで、生前整理の時のモチベーションになりますし、仕分けの時の判断基準も明確になっていきます。
誰かの目を気にせず、自分が「目指したい」と心から思えるゴールを設定するのがコツです。
もしかしたら、ゴールはすぐに決まらないかもしれません。
大掃除の期間の前にゆっくり決めておきましょう。
私は、「したいことが出来た時にすぐに始められる、シンプルでフットワークの軽い部屋」というゴールを設定しました。
「家のどこに何があるか把握して、趣味や目標が増えた時に、サッと準備して始められたら最高!」という想いで頑張れたんです。
理想の生活を考えるのは、とても楽しい行為です。
ぜひ、ワクワクしながら理想の状態を考えてみてください。
②スケジュールを立てる
次にやることは、生前整理のスケジュールを立てることです。
大掃除期間中に生前整理を終わらせるには、事前にスケジュールを立てることも重要になってきます。
けれど、初めてだと、どういうやり方や順番でやっていけばいいかもよくわからないですよね。
次は一般的な仕分けの仕方を紹介して、その上でオススメの順番の決め方を教えていきます。
最初はキッチン、次は和室・・・のように部屋別に仕分けするやり方。
部屋がたくさんある家を、一気に整理するような場合に有効です。
- デメリット:後から似たようなものが出てきやすく、自分が持ってるものの総量がわかりづらい
- メリット:やればやっただけ成果が見えやすい
最初は服やバッグ、次はキッチン用品・・・のように、カテゴリ毎にものを集めて仕分けするやり方。
1Rや1K、自分の部屋だけ等、片付ける場所が少ない場合に有効です。
- デメリット:ある程度たくさんのカテゴリを片付けるまでは、成果が見えづらい
- メリット:片付け1回でそのカテゴリが理想のものだけになる
部屋が多い場合は部屋別、少ない場合はもの別を選択すると良いでしょう。
部屋別に分けた後、部屋ごとにもの別の仕分けをするのも有効です。
それを踏まえた上で、ものが多い部屋や、場所を取るものが多いカテゴリから手を付けるのがオススメ。
やっただけの効果がすぐ目に見えるので、更なるモチベーションに繋がりやすいからです。
また、最悪仕分けが残ってしまっても、小さい範囲であれば隙間時間でも出来るので、焦りすぎずに作業が出来ますよ。
③残すもの、手放すものを仕分ける
次は、いよいよ残すものと、手放すものを分けていきます。
とはいえ、いざ仕分けようとすると、とっておくかどうか迷いますよね。
そこで、私も実行したオススメの仕分けの基準を紹介します。
使っていない期間で決める
ファッション用品や趣味のものは、使っていない期間で仕分けをするのがオススメです。
- 3ヶ月使っていないものは手放す
- 季節ものは、1年使っていなかったら手放す
冠婚葬祭等、数年間使っていないものの、今後の人生で絶対使うようなものは悩みどころですよね。
ですがこれも、頻繁に使わないのであれば処分するのも有りだと思います。
私は処分して、実際使うときにはレンタルを活用しています。
残す個数を決める
増えがちな日用品は残す個数を決めるといいです。
- タオルやハンカチ等は、1人4枚あればOK
- 消耗品のストックは、1つずつあればOK
使い心地の良いものや、好きなデザインのものなど、自分の好みに合うものを厳選すると良いでしょう。
消耗品は多くても使って減らせば大丈夫ですが、3個以上同じものがあったら、すぐに処分することを考えてもいいかもしれません。
用途が被っていたら数を絞る
用途が被っているものは、数個残して他は手放すのがオススメです。
自分は用途を考えて買ってるから、被ってるものなんて無いと思うんだけど
実は最初、私はそう思っていて、なめてかかっていたのですが・・・
いざ生前整理したら、シャープペンシルだけで12本も出てきて、唖然としたことがあります。
当然そんなにたくさん必要ないので、お気に入りの2本を残して処分しました。
大きいものでもないし、貸し借りもあったりして、いつの間にか在庫がわからなくなってしまったんです・・・反省。
お気に入りのものだけに絞ることで、その後増えることも無くなりました。
あなたも、つい増えてしまうものがあればぜひ見直してみましょう。
未来に使う予定があるかどうかで決める
今使わなくても、具体的に未来に使う日が決まっていれば残しましょう。
例えば、今年の夏に海へ行く約束しているならば、水着は使うので残すべきですよね。
つい目をそらしがちな書類も、提出する必要があるものは、気が進まないけど残しましょう。
空き時間にさっさと処理して、さっさと手放すのが良いですね。
逆に、今使わないし、未来にも特に使う予定がないものは、どんどん手放していくのが良いです。
「まだ使えるのにもったいない」と感じるのであれば、人にあげたり、メルカリ等を活用して、他の人に使ってもらうのも手ですよ。
自分の心を豊かにするものは残す
例え今後使う予定がなかったとしても、今使っているわけではなかったとしても。
見ているだけで力が湧いてくるようなものは、ぜひ残しておきましょう。
「見ていると力が湧く」というのは、立派な用途です。
私は、ある漫画の大好きなキャラクターの栞が宝物。
普通に栞としても使いますが、読んでいる本が無い時は机の上に飾ってます。
これを見るだけで、ついにんまりしてしまうんです。
心を豊かにするものは、ぜひ目のつくところにおいてください。
見てもらって力を与えることが、このカテゴリのものの仕事ですから。
生前整理をサクッと終わらせる3つのコツ
生前整理をスムーズに進めるステップを紹介してきましたが、いざやってみると、色んな障害にぶつかるものです。
私が生前整理し始めの頃は、「今使ってないのに捨てられない」ものだらけに感じて、何も進まなかったことを覚えています。
目の前の一つを残すかどうかを、何十分も悩み続けて、頻繁に片付け疲れを起こしてました。
これを見ているあなたはそんなことにならないよう、多くの人がつまずいてしまいがちなことについて、乗り越えるコツを紹介していきますね。
「いつか」は永遠に来ないと心得る
生前整理を出来ない人の中のよく使う口癖は「いつか使うかも」です。
ですが、「いつか」というのは基本的に来ないと考えてください。
来ない「いつか」の為にものを残しておくのは、自分の生活を豊かにしてくれないものの為に家賃を払い続けているのと同じことなのです。
明確に使う予定があるなら残しますが、予定が思い浮かばないのであればさっさと手放してしまいましょう。
よくよく考えたら、足りないものって、その時に買ったり借りたりすれば何とかなりますよね。
もし捨てて困ったとしても、今の時代だいたいのものは後から買い直せるので大丈夫です。
捨てにくいものは写真に撮る
いただきものや、思い出の品は捨てにくいものの代表格です。
ですが、大事なのはものではなく、ものに宿る想いではないでしょうか。
本当に大事な思い出は心に残っているものなので、手放しても大丈夫。
思い出の品は、1人当たり数個だけ残して後は手放してしまいましょう。
どうしても後ろめたいのであれば、写真に撮って手放すのがオススメです。
人のものには勝手に手を付けない
誰かと住んでいる場合には、自分のものだけ生前整理をしましょう。
共有のものや、家族のものまでは手を付けないことが鉄則です。
私は昔、旅行のろくろ体験で作った湯呑を、「不格好だったから」と母親に勝手に捨てられ、数時間にも及ぶ大喧嘩になったことがあります。
一見価値がなさそうに見えても、相手にとっては大切なものだったりするのはよくあること。
両親の実家の生前整理を手伝う場合でも、必ず持ち主本人の許可をもらって処分することが大事です。
まとめ
ゴールを決める→スケジュールを立てる→仕分ける、を段階的にやっていくだけで、生前整理は必ず短期間で終わらせることができます。
私は最初、正直「言うのは簡単だけど、実際出来るのは元々キレイな部屋に住んでいる人だけでしょ」と思っていました。
ですが実際やってみると、やっていくうちにどんどん判断が早くなって、やればやるだけ楽しく断捨離することが出来たのです。
私が汚部屋からでも出来たので、あなたも必ず出来ると確信しています。
生前整理は、まさに人生の大掃除。
集中して仕分けをした後は、人生が変わるような体験を出来るはずです。
ぜひ理想の生活を見据えた生前整理をして、スッキリした状態で新たな人生へ足を踏み出してみてください。