ウクレレって癒しの音色と、小さくて可愛らしいサイズが特徴的ですよね。
以前から興味があったので、ウクレレが上手な友人に話しを聞いてみると、
「ウクレレはサイズがたくさんあって、体格や手の大きさによっても選び方が変わってくるよ」とのこと。
ウクレレにサイズがあるのさえ知らなかったのに、体格や手の大きさまで関係してくるなんて驚きでした。
私のように、サイズについて知らない人は多いのではないでしょうか。
そこで、女性の中でも高身長で手も大きめの私には、どのサイズが合っているのか調査してみることに。
実際に楽器屋さんに行ってみると、本当にたくさんのサイズがあったので、いくつか持って比べてみました。
今回は、サイズの種類や実際に持ってみてわかった選び方のポイントを紹介していきます。
あなたにぴったりなサイズが見つかるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ウクレレのサイズを紹介
それではまず、ウクレレのサイズを紹介していきます。
実はウクレレにはこんなにサイズがあるんです。
- ベビーサイズ
- ベビーサイズ(ソプラノスケール)
- ソプラノサイズ
- ソプラノサイズ(14fジョイント)
- ソプラノロングネックサイズ
- コンサートサイズ
- コンサートロングネックサイズ
- テナーサイズ
これだけのサイズが楽器屋さんに並んでいたので、完全に迷ってしまいました。
ウクレレって小さなサイズのものしかイメージがなかったな
たくさんある中で、店頭に多く並んでいたのはこの3種類でした。
引用元:https://www.sodomila.net/ukulele/
店内の写真は撮れなかったので、画像は引用してきていますが、写真で見るとサイズの違いがよくわかりますよね。
ソプラノとテナーではボディの幅も長さも大分違います。
この3種類を実際に持ってみたので、1つずつ紹介していきます。
最もポピュラーなソプラノ
最初に紹介するのは、3つの中で1番小さなサイズのソプラノです。
楽器屋さんで実際に持たせてもらうと、女性の私にも腕にすっぽり納まるサイズでした。
最もポピュラーなサイズで、お店に並んでいるのもソプラノが1番多かったです。
それでは、ソプラノの特徴をみてみましょう。
・軽やかな音色で音量は小さめ
・音程は安定しにくい
弦の長さが短く、弦の張りも強くないので、押さえやすいのが特徴です。
弱い力でも鳴らしやすいので、お子さんや女性もおすすめのサイズです。
手が大きくて指も長めな私は、弦を押さえる際に指が余ってしまって少し窮屈でした。
手が大きな人や指が太い男性は弾きにくさを感じてしまうかもしれません。
ボディはフィットしても、手の大きさや指の長さで弦が押さえにくい場合があるから指も動かして確かめてみよう。
音色はどうでしょうか。
柔らかくて軽やかな、可愛らしい音色です。
一般的にイメージするウクレレの音色ですよね。
音量は小さいので、どちらかというと伴奏向きのサイズではないでしょうか。
また、音程は安定しにくいですが、それも本場のハワイアンっぽくて味がありますよ。
女性やお子さんにも弾きやすいサイズだよ
ソプラノは音色がとても可愛いのですが、手が大きめな私には少し小さく感じるサイズでした。
バランス◎なコンサート
ソプラノとテナーの真ん中のサイズがコンサートです。
友人いわく、最近ではコンサートも多く店頭で並ぶようになり、人気が出ているとのことでした。
ソプラノよりも大きくなりますが、極端に大きいわけではなかったので、女性でも負担なく持てます。
そんなコンサートサイズの特徴を紹介します。
・音に深みが出て音量も増す
・音程は比較的安定する
ボディは持ちやすいですが、弦と弦の間のスペースが広いので、手が小さな人は弦を押さえにくく感じるかもしれません。
ソプラノとの違いはボディの大きさとネック(細く長い首のような部分)の長さ。
ネックが長くなるという事は出せる音程が増えるので、弾き語りやソロの演奏にもぴったりなサイズです。
コンサートはどのような音色でしょうか。
ソプラノより少し低めで、しっかりとした芯のある音色です。
音程も比較的安定しているので、音域の広い楽曲も楽しめますよ。
大きさ・音色・音量どれにおいても、バランスがとれたサイズがコンサートです。
初心者から上級者、女性でも男性でも楽しめるサイズだよ
私にはこのコンサートサイズが、持ちやすさや弦の押さえやすさ、指の動かしやすさからも1番しっくりきました。
まるでミニギター?男性向きなテナー
コンサートよりもさらに一回り大きいウクレレがテナーです。
ウクレレの本場ハワイでは、プロはテナーサイズが主流だそう。
実際に持ってみると、想像以上に大きかったので、立っている状態だと抱えにくさを感じました。
それでは、テナーサイズの特徴を紹介します。
・低く伸びのある音色で音量もある
・音程も安定感がある
コンサートよりもボディが大きくなり、ネックも長くなります。
弦の張りが強く、押さえるのに力がいるので、テナーは男性の方が弾きやすそうです。
ギターやミニギター経験者の人には馴染みやすいサイズではないでしょうか。
テナーはどのような音色でしょうか。
堅めの音でどちらかというとギターの音色に似ていると感じました。
伸びのあるしっかりとした音です。
音程も安定していて、表現豊かに演奏できるので、屋外やライブなどで演奏をする方におすすめです。
弦楽器経験者や、ウクレレ中級者から上級者向けのサイズだよ
テナーはボディが大きく、身長が高い私でも少し持ちにくさを感じました。
ストラップをつける方法もありますが、弦を押さえる力が必要なので、男性におすすめしたいサイズです。
サイズの選び方のポイントは?
ウクレレのサイズがわかったところで、サイズの選び方を紹介していきますね。
簡単に表にまとめたので、ぜひ選び方の参考にしてみてください。
ポイント①ホールド感
サイズ選びの1番のポイントはホールド感【体に合っているか】です。
持ちにくい・指が動かしにくい・弦が押さえずらい、といった体に合っていない部分があると、なかなか思うように弾けるようになりません。
小柄な女性やお子さんはソプラノから、男性はソプラノかコンサートからが始めやすいと個人的に感じました。
私のように高身長の女性は、コンサートからでも始められると思います。
実際に持ってみて、ボディのサイズや弦と弦の幅、弦の強さなどを体感して、安心して弾けるサイズを選びましょう。
自分の腕にすっぽり納まる安定感があると、練習や演奏も快適にできますよ。
ポイント②音色・音量
ウクレレはサイズが大きくなるにつれて、低音で音量も大きくなります。
ソプラノは高音で可愛らしい音色ですが、音の伸びはなく音量は小さめ。
コロンコロンとした軽やかな弾き方ができます。
反対にテナーは低音でしっかりとした音色で、音の伸びもよく音量も大きい。
ギターのように、ジャーンと音の伸びを感じながら弾くことができます。
その中間にあるのがコンサートです。
ソプラノとテナーのどちらのようにも弾くことができますよ。
サイズによって音色や音量も変わってくるので、自分の好みの音色を見つけるのもいいですし、どういった演奏をしたいかで選ぶもよしです。
お気に入りの音色があったら、まずは実際に持ってみてホールド感を確かめてみよう!
まとめ
今回は、最も一般的な3種類のウクレレのサイズと選び方を紹介しました。
あなたはどのサイズが気になりましたか?
実際に持ってみたホールド感や、音色を聞いて、1番自分にしっくりくるサイズを選んでみてくださいね。
例えば、テナーの音色が気に入ったけど、持ちにくかったり弦が押さえにくいなんて時は、無理をしないでテナーより小さいコンサートも検討してみてください。
無理をして弾かなくなってしまうより、自分に合ったウクレレをたくさん弾いて愛着ある1本にするのが1番です。
私は身長も高くて手も大きいので、コンサートサイズが1番しっくりきました。
なので、コンサートサイズに挑戦してみたいと思っています。
あなたも自分にぴったりなウクレレに出会えますように。