大事なマイホームを蝕んでしまう害虫、白アリ。
その被害が実際にわが家で起きてしまったなら、急いで駆除したいですよね。
徹底的に駆除したいと考え、プロに頼んでみたところ予想外のお値段にビックリ!
「この値段は本当に妥当なのだろうか?」
そう感じる方も多いかと思います。
私もマイホームを守る工事となれば、怪しい業者は雇いたくないし、かといって相場を大きく上回る金額を払うのは気が引けてしまいます。
なるべく安く、信頼できる業者を賢く選びたいですよね。
そこで今回は、白アリ駆除業者のお値段相場と白アリ業者比較、そして白アリ駆除のお値段を安く抑える制度についてまとめてみました。
この記事があなたのマイホームを守る手助けになれば幸いです。
白アリ駆除の値段相場
一般社団法人経済調査会がまとめた調査結果によると、白アリ駆除の相場は1坪当たり10,725円(1㎡あたりだと3,250円)となっています。
一般的に白アリ駆除の費用は施工対象個所の坪数で算出しますが、㎡(平米)で記載しているところもあります。
※1坪=3.3㎡
他の業者よりも直感的に安いことをアピールするため、坪数ではなく㎡で工事単価を算出している業者もありますので注意しましょう。
私は白アリ駆除のような工事を依頼したことがないので値段はあまりピンときませんでしたが、大体の相場を知っていれば賢く業者選びが出来そうですよね。
白アリ駆除業者の種類
先ほど説明した通り、白アリ駆除の費用についておおよその相場をお伝えしました。
しかし、白アリ駆除業者にもいろいろな種類があり、種類が違えば費用の相場も変わってきます。
インターネット白アリ駆除業者を調べると、たくさんの業者がヒットしますよね。
聞いたことあるような大手の業者や地元で事業を展開する個人業者など。
ここでは白アリ駆除業者の種類と特徴について説明します。
大手の業者、農協系
(企業例)農協、株式会社ダスキン、株式会社アサンテ
規模の大きい業者などが該当します。
白アリ駆除業者としてではなくとも、どこかで聞いたことあるような企業ですよね。
施工のお値段はあとで説明する個人業者系と比較するとお高めですが、手厚いサポート体制としっかりした保証が魅力です。
聞いたこともない小さな業者に任せるよりは、確かなネームバリューを持った業者にお願いしたい、とお考えの方にはおすすめです。
施工費用の平均:坪あたり1万円前後(1㎡あたり3,000円前後)
ダスキンって、白アリ駆除もやってるんですね。
地元の業者、個人業者系
大手の業者ほどの知名度はありませんが、地域の特性に特化した事業を展開している地域密着型の企業です。
施工費用が安めであること、小さい会社ならではの柔軟な対応が魅力です。
半面、サポート体制の面では大手の業者と比較すると劣るところがあるため、安心して任せられる企業か判断が必要なケースもあります。
なるべくコストは抑えつつも、事業者と施工内容について細かくやり取りをし、納得いく仕事をしてもらいたいと考えている方にはおすすめです。
施工費用の平均:坪あたり6,000円~9,000円(1㎡あたり1,800円~2,700円)
取次業者タイプ
(企業例)シロアリ110番
先ほど説明した2タイプと業務の方法は異なりますが、取次業者はお客さんに対して受付対応や広告宣伝に力を入れ、実際に施工を行う業者を紹介するという業務形態をとっています。
引越し業者を選ぶときに一括見積を依頼するサイトをイメージすると分かりやすいと思います。
先ほど説明した企業と比べると格段に安いお値段が魅力ですが、実際に施工から施工後の保証までは全て取次先の個人事業者に委託しているため、たくさんある企業から慎重に選ぶ必要があります。
とにかくコストを抑えたい、色んな企業を比較して依頼先を決めたいと考えている方にはおすすめです。
施工費用の平均:坪あたり4,000~円(1㎡あたり1,200円~)
正しい業者の選び方
先ほど説明した通り、一口に白アリ駆除業者といっても業務形態やサービス内容に違いがあり、施工費用も大きく異なります。
そしてお値段の安さに惹かれ安易に安い事業者を雇ってしまうと、基本料金以外に想定外の追加費用が発生してかえってお金がかかってしまったり。
最悪、悪徳業者に当たってしまうことにもなりかねません。
そこで、正しい業者を選ぶ際にポイントについてまとめてみました。
社歴、業務歴の長さ
白アリ駆除に限ったことではありませんが、長い経歴に裏付けされた品質の良さは企業選びの確かなポイントの一つです。
社歴を調べる場合は、会社のホームページを調べると大体書いてあります。
数十年長く経営できている業者か、経営自体は長いが白アリ駆除の業歴は長いかなど、実績を積み重ねている企業であるかどうか判断しましょう。
日本しろあり対策協会の会員
日本しろあり対策協会とは、内閣府認定の公益財団法人です。
日本しろあり対策協会の会員であるということは、一定の水準を満たしている白アリ駆除業者であることの証明になります。
また、日本しろあり対策協会では白アリ駆除業者に対して必要な知識を有し、安全かつ確実な施工を行う技術者に対して「しろあり防除施工士」という資格を発行しています。
白アリ駆除業者が日本しろあり対策協会の会員であるかどうかを判断するには、日本しろあり対策協会のホームページから会員の企業を一覧で確認することができますので、是非活用しましょう。
見積もりが分かりやすいか
業者をピックアップし、実際に見積もりを行ってもらった際にも優良業者であるか判断できます。
調査を数十分であっさりと終えてしまい、費用内訳にも訳の分からない単語が並び、それに対してきちんと説明をしてくれない業者にはお願いしたくないですよね。
この辺は実際に業者と打ち合わせを行い、少しでも気になるところがあれば納得いくまで話しましょう。
それでも納得いかなければ、きっぱりと断ることが大切です。
業者ごとのメリットとデメリット
ここでは、高い業者、安い業者ごとのメリットとデメリットについてまとめました。
お値段が高めの業者
大手の業者などお値段が高めの業者には以下のようなデメリットがあります。
デメリット
・お値段が高め
・料金の融通が利きづらい
やはり個人業者など小さい企業と比べれば少々お高めの値段が気になりますが、以下のようなメリットもあります。
メリット
・お値段が分かりやすい
・安心のサポート体制
会社が大き分、手厚いサポートが受けられるのはありがたいですよね。
お値段が安めの業者
個人業者などお値段が安めの業者には以下のようなデメリットがあります。
デメリット
・お値段が分かりにくい
・(大手と比べると)サポート体制が弱い
基本工事のお値段は安く見えても、基本工事のお値段に加え追加料金が発生するケースもあり、大手の業者と比べると最終的なお値段が分かりにくい場合があります。
その反面、以下のようなメリットもあります。
メリット
・お値段が安い
・個人の状況に合わせた柔軟な対応
やはり大手と比べるとお値段の安さは魅力的です。
安いところだと、大手の工事費用の半額ほどになるというから驚きですよね。
おすすめの業者
ここまで白アリ駆除業者を選ぶ際のポイントなどについてまとめましたが、
「結局どの業者がいいの?」
という疑問もあるかと思いますので、ここではネット上の口コミをもとにおすすめの業者をまとめてみました。
あくまで私個人の主観ではなく、ネット上の口コミをまとめたものですので、実態を保証するものではないことをご了承ください。
格段に安い【シロアリ110番】
出典:https://www.truthonprop32.org/about/
シロアリ110番の特徴
- 他社と比較すると格段に安い施工費用
- 日本しろあり対策協会が認めた優良地元企業を最安値で紹介
- 365日、24時間サポート対応
全国各地の優良企業を紹介してくれるシロアリ110番の口コミは、やはり他社と比較すると格段に安い施工費用が高評価です。
また、24時間対応可能なので、自分の都合に合わせて相談できるところもありがたいという意見がありました。
誰もが聞いたことある【ダスキン】
出典:https://www.duskin.jp/special/terminix/
ダスキンの特徴
- 全国どこでも対応可能
- 5年間の保証制度(シロアリが再発しても、一定条件下であれば無償で再工事をしてくれる)
- 365日サポート対応
全国的にも有名なダスキンの口コミでは、大手ならではの安心感が高評価です。
施工費用が他社と比較すると割高ですが、丁寧な対応と万全のサポート体制も高評価として挙がっていました。
豊富な実績【ピコイ】
出典:https://www.picoi.co.jp/shiroari/
ピコイの特徴
- 国の財産である文化財などの施工実績あり
- 施工実績100万棟の豊富で確かな実績
- 5年間の保証制度
昭和45年からこれまで100万棟以上の実績を誇るピコイは、豊富な経験ならではの柔軟な対応力が口コミで目立ちます。
また、全国30拠点全て自社スタッフで対応するため丁寧かつ確実な対応を行っており、施工技術の高さも高評価。
以上3社を挙げてみました。
お値段が安めの企業だとサポート体制に難があるイメージでしたが、シロアリ110番はアフターサービスもバッチリで料金設定も明確なため魅力的でした。
白アリ駆除に対する補助金
何かとお金のかかる白アリ駆除ですが、実は国から補助が出るのを知ってましたか?
所得税控除の中に「雑損控除」という控除があり、「災害または盗難もしくは横領によって資産についての損害を受けた場合には一定の所得控除を受けることができる制度」となっています。
白アリ被害に伴う修繕は上記の災害によって被った損害に該当するので、雑損控除の対象になります。
しかし注意しなければならないのは、あくまで雑損控除の対象になるのは「駆除」工事であり、将来的な被害に対する「予防」工事は控除の対象にはなりません。
そのため、駆除工事と予防工事を行った場合でも、駆除工事と予防工事で領収書を分けて発行してもらいましょう。
白アリ駆除のお値段を節約できるのであれば、是非活用したいですよね。
まとめ
以上、白アリ駆除業者のお値段事情でした。
一口に白アリ駆除業者といってもその種類は様々で、施工費用やサポート体制も大きく異なることが分かったと思います。
なるべく安い費用で済ませたいと思いがちですが、大切なわが家を守る工事であるため、費用だけで飛びつかず色々な業者と比較することが大事だと感じました。
私はこういう工事は慎重になりがちなのでとにかく大きい企業を選びがちですが、お値段も抑えられて手厚いサポートもしてくれるシロアリ110番がおすすめだと思います。
賢い業者選びを行い、大事なマイホームを白アリから守りましょう。