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楽譜に書かれたOp・BWV・K(ケッヘル)ってなんだろう?

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K(ケッヘル)はモーツァルト専用

K(ケッヘル番号は)ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトにだけ使われる作品番号で、KVとも書かれます。

この楽譜は、モーツァルト作曲の「クラリネット協奏曲イ長調KV622」です。

オレンジのラインのところにKVと書いてありますね。

ケッヘル番号は、ルートヴィヒ・フォン・ケッヘルというオーストリアの音楽学者が、モーツァルトの音楽作品をまとめ上げて作ったものです。

KとKVの違いは、日本やアメリカ・イギリスなどではK、ドイツやオーストリアではKVとなっている場合が多いです。

バッハのBWVと同様、このケッヘル番号も世界共通で使われています。

曲の番号にわたしの名前「K」のアルファベットをつけるようになり、K(ケッヘル番号)といわれるようになったんだよ。

へぇ~。じゃあケッヘルさんもエライ人なんですね。

わたしはエライです。エッヘン。

ちなみに、ケッヘル番号を25で割って10を足すと、その曲を作曲した時のモーツァルトのだいたいの年齢が分かるそう。

計算してみるとおもしろそうですね。

では次に、モーツァルトについて少しふれていきましょう。

天才といわれたモーツァルト

1756年にオーストリアで生まれたウォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、古典派といわれる時代の代表的な作曲家の1人です。

モーツァルトが初めて作曲をしたのはなんと5歳!

「神童」といわれ、6歳からは演奏旅行も開始。

35歳という若さで亡くなりますが、ピアノ曲、交響曲、協奏曲、室内楽曲、オペラなどなど多くの作品を残した天才でした。

では、またここでブレイクタイムにしましょう♪

モーツァルトの代表曲の一つ、「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」をお届けします。

コーヒーや紅茶を片手に、じっくりと聴いてみてください。

この曲もよく耳にする曲ですね。

有名なトン・コープマン指揮による演奏です。

これは「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の楽譜。

この曲の楽譜にも、しっかりとケッヘル番号がついています。

オレンジのラインを引いたところがそれですね。

何度か訂正されたケッヘル番号

このケッヘル番号は、正式にはKochelverzeichnis(ケッヘルヴェルケフェアツァイヒニス)、日本語では「ケッヘル目録」といい、1~626番まであります。

ケッヘル番号はケッヘルさんが最初に作ったあと、モーツァルトの新しい作品が発見されたり、作曲された曲の順番が訂正されたりして、今まで何度か訂正されています。

一番新しいものは第8版で、最初のケッヘルさんが作ったものよりだいぶ変更されているんです。

でも、最初にケッヘルさんが作ったものが一番長く世の中で親しまれてきたし、新しいものは番号の付け方が複雑でちょっと難しいんです。

だから、現在も私が一番最初に作ったものが広く使われているんだゾ。

他にも有名な作品番号があるので紹介していきます。

この記事を書いた人
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