沖縄旅行の際、キレイな海をドライブするのには必須なレンタカー。
私も沖縄が好きで、旅行に行く際は必ずレンタカーを借りてドライブを楽しんでいます。
そんなレンタカーの利用者が多い沖縄で、最近「カーシェア」を利用する旅行者が増えているというニュースを知りました。
カーシェアって短時間の利用に便利というイメージでしたが、長時間利用することが多い旅行でも便利に利用できるのかと半信半疑な私。
そこで沖縄旅行で本当に便利に利用できるのか、今回は沖縄好きの私が、カーシェアを利用した旅行プランを考えてみました。
気になるレンタカーとどっちがお得かも検証してみましたよ。
ぜひこの記事をチェックして、今後のあなたの沖縄旅行に役立ててくださいね。
(この記事の情報は2020年8月時点の情報となります。)
沖縄でカーシェア利用に必要な準備
普段の生活で気軽に利用することができるカーシェアですが、沖縄旅行で利用する際は、事前にいくつか準備しておくことがあります。
スムーズに旅行先でカーシェアが利用できるようにチェックしておきましょう。
まず利用するカーシェアの会社ですが、たくさんあるのでどこがいいのか迷っちゃいますよね。
今回は私が調査したなかで、沖縄旅行でお得で便利に利用できるカーシェアをご紹介しますよ。
沖縄旅行におすすめな【dカーシェア】
dカーシェアは複数の会社のカーシェアを利用できるサービス。
ドコモが提供するサービスだけど、もちろんドコモユーザーじゃなくても利用できるよ。
提携している【オリックスカーシェア】【カレコ】【カリテコ】から選んで、カーシェアを利用することができます。
沖縄には【オリックスカーシェア】のステーションしかないため、オリックスを選ぶことになります。
dカーシェアからオリックスを選ぶなら、オリックスの会員になったほうが早いのでは?と思ったんですが、調べていくと、dカーシェアの会員になったほうがおトクで便利だったんです。
そこで、dカーシェア会員とオリックス会員の比較を表にしてみました。
オリックスは、個人Bプランという月額基本料0円のプランで比較しています。
dカーシェア会員 | オリックス会員(個人Bプラン) | |
登録料/月額利用料 | 無料 | ICカード発行手数料 1,050円/無料 |
利用料金 (スタンダードクラスのパック料金) | 6時間:4,280円 12時間:6,480円 24時間:8,200円 | 6時間:5,550円 12時間:7,800円 24時間:10,050円 |
距離料金 | 16円/km | 16円/km |
運転者の交代 | dカーシェア会員またはオリックスカーシェア会員なら可 | オリックスカーシェア会員同士なら可 |
なんと利用料金も、dカーシェアの会員になってオリックスを選んだほうがお得になるんです。
また、車での移動も多くなる沖縄旅行では、1人ではなく何人かで交代しながら運転したいところ。
オリックスの場合、運転を交代する人もオリックスの会員でないといけません。
dカーシェアの場合も同じですが、dカーシェアは登録料も無料なので、登録しておいても損はないですよ。
事前の申請もいらず、自由に運転を交代することができるよ。
旅行中に運転を交代できるように、同行者にも事前に登録しておいてもらうと安心ですね。
どこのステーションを利用するか
沖縄はカーシェアを利用できる範囲がまだ狭いのが難点。
ちなみに、オリックスのステーション数がこちら。
ステーション数 | 24ヶ所 |
ステーション場所 | 那覇市、恩納村(おんなそん) |
ステーション場所は那覇市と恩納村しかないので、宿泊するホテルが那覇市・恩納村以外の場合は、空港到着後、那覇市のステーションで車を受け取ってから出発するのがよさそうです。
那覇市内でも、さらにモノレールの駅近くだと利用しやすいですよ。
ステーションによって停めてある車種も変わってくるので、人数や旅行プランに合わせてステーションと車種を決めてみてくださいね。
早めの予約が必須
最近は現地の人の利用も増えてきていますが、沖縄のカーシェア利用は旅行者が多いと言われています。
沖縄のハイシーズンである9月~12月中旬は、特に利用者が増えるので早めに予約をしておくのが吉ですよ。
オリックスは2週間前から予約可能だよ。
レンタカーの場合、レンタカー付きツアーといったセットプランになっていることが多いですが、カーシェアはそういったセットプランがないので、忘れずに自分たちで予約しましょう。
カーシェアで快適おすすめプラン
沖縄に思いをはせながら調べていると、実際に沖縄旅行でカーシェアを使った人の口コミを発見。
みなさんカーシェアを上手に利用していて、本当に旅行者に浸透しているんだと感じました。
そこで私も沖縄旅行でカーシェアを利用したプランを考えてみました。
プラン名まで考えちゃっています。
『友人と2人で2泊3日快適旅行』
【フライト便】行き11:30着、帰り16:00発
【宿泊先】ハイアットリージェンシー那覇(那覇市)
【カーシェア】dカーシェアからオリックスカーシェアを選択
日産ノート15:30~2日間(48時間)
こうやって考えていると、わくわくして本当に沖縄に行きたくなっちゃう。
実際に今までの旅行で行ってよかったスポットやお店も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに交通状況は参考程度に見てくださいね。
1日目:夕方おすすめのタウンリゾート
それでは、さっそく1日目からスタート。
めんそ~れ、沖縄に到着!
いつもであれば、まずレンタカーを借りるところから始まるんですが、那覇空港のすぐそばにはレンタカー店がなく、送迎バスでレンタカー店へ移動しないといけなくて大変なんです。
さらにレンタカーの手続きには1時間以上かかることもあって、せっかくの時間がもったいないといつも感じていました。
そこで今回は、沖縄で唯一のモノレール電車「ゆいレール」を利用して、那覇市の国際通りまで移動したいと思います。
那覇空港から駅までは屋根のある歩道橋があるので、雨に濡れることもなく楽ちん。
モノレールで那覇空港駅から牧志駅(約16分)まで移動します。
牧志駅を降りると国際通りまで徒歩1分程度なので、あっという間です。
多くのお店やホテルで賑わっている国際通り。
やはり本場の沖縄そばは食べておきたいところですよね。
国際通り周辺にはなんと100軒以上も沖縄そばのお店があるんです。
そこで私が以前行っておいしかった沖縄そばのお店をご紹介。
引用元:https://www.sugizi.jp/
国際通りから一歩入った住宅街にある「すぅ~ぎぃ~じぃ」。
沖縄らしい珍しい名前のお店だよ。
牧志駅からも徒歩6分くらいで着いちゃいますよ。
当時の写真が残っていなかったため、お店の写真ですが、さっぱりとしていてとてもおいしい沖縄そばでした。
店内でお客さんも自由に沖縄の楽器「三線(さんしん)」を弾くことができる、楽しいお店です。
お店選びに迷ったら、ぜひ行ってみてくださいね。
電話番号 :098-863-8553
営業時間 :平日11時~17時、土日・祝日11時30分~17時(売り切れ次第終了)
定休日 :毎週火曜日と第2・4水曜日(不定休あり)
1度荷物を置きに、徒歩で宿泊先のハイアットリージェンシー那覇にチェックイン。
そのまま、予約しておいた近くのオリックスのステーションに車を受け取りにGO。
利用前に電子鍵(携帯)の登録があるので、15分前には到着するようにしましょう。
レンタカーと違って無人で登録を行うので、初めてだと不安になるかもしれませんが、登録も簡単でオペレーターの人が丁寧に説明してくれるので安心ですよ。
・オペレーターの指示に従い、電子鍵(携帯)をカードリーダーに2回タッチ。
・登録完了すると、カードリーダーに電子鍵をタッチして解錠。
・助手席前のキーボックスから、車のキーを「貸出」に回して抜く。
利用中の駐停車の際は、車のキーを使用するので、電子鍵は不要です。
あっという間に手続きは終わるので、車の操作方法などを確認して早速出発しちゃいましょう。
那覇市から北上することおよそ30分、北谷町にある美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジに着きました。
ここはまるで映画のセットのような街並みが広がっていて、おしゃれなお店がたくさん並んでいます。
買い物やカフェでお茶をしたり、夕日が沈む様子を眺めたり。
海に夕日が沈む景色はおすすめの写真スポットだよ。
夜はネオンが輝いて、日中とはまた違った大人な雰囲気に。
レストランもたくさん揃っているので、アメリカンビレッジで食べても、国際通りまで戻って食事してもよしです。
2日目:カーシェアで本島を周遊
2日目は、本島北部への移動からスタートです。
今日は車での移動が多いですが、ガソリンは車内にあるカード1枚で補充でき、料金も負担がないので安心して運転できますよ。
最初の目的地は、恩納村の真栄田岬(まえだみさき)にある「青の洞窟」でシュノーケル。
渋滞がなければ1時間ほどのドライブですが、人気スポットなので駐車場に入る車で渋滞がおきることも。
特にお昼前は渋滞するので、朝一で訪れるのがオススメ。
駐車場は最大180台停めることができ、1時間100円で利用することができます。
恩納村にもオリックスのステーションがありますが、出発したステーション以外には停めることができないので注意しましょう。
青の洞窟の周りは、水深が深く潮の流れも速いので、風が強いと入ることができない場合があるんです。
私も2度ほど洞窟に入れず残念な思いをしたことがありました。
そんな時のために、他のアクティビティーと昼食付のセットプランにしておくと、洞窟に入れなかった場合でも海をたっぷり堪能できますよ。
こんなに水が透き通っているので、魚たちもたくさん見ることができちゃいます。
シャワーやロッカー、ドライヤーがある更衣室もあるので、きれいに流して次の目的地に向かえますよ。
海を満喫したあとは、沖縄本島で一番透明度が高いと言われている古宇利島までドライブです。
約1時間30分ほど、さらに北上します。
写真は古宇利島を結ぶ古宇利大橋からの景色です。
ちょっと写真だと絶景が伝わらないので、ぜひ実際に行って絶景を味わってほしい!
およそ2kmにも渡る橋は最高のドライブスポットですよ。
橋の上は駐車禁止なので、注意してね。
橋を渡ってすぐのところにある駐車場に車を停めて、古宇利ビーチで絶景をゆっくり堪能しましょう。
初めて来たとき、本土の海とは全然違う透き通った海に感激しちゃいました。
近くの高台にある古宇利オーシャンタワーから見る海もとってもきれいなので、時間に余裕があったらぜひ行ってみてください。
2日目最後は沖縄屈指のあの人気スポットへ移動します。
あの人気スポットとは「美ら海水族館」。
古宇利島から40分ほどで到着します。
夕方の16時以降に訪れたのには、実はワケがあるんです。
美ら海水族館では、16時以降に入館すると「4時からチケット」を購入することができて、とってもお得。(税込み価格)
通常料金 | 4時からチケット | |
小人(小中学生) | 620円 | 430円 |
中人(高校生) | 1,250円 | 870円 |
大人 | 1,880円 | 1,310円 |
また16時以降は比較的館内が混雑していないので、ゆっくりと見てまわることができますよ。
帰りの那覇市までは、2時間弱かけて戻ります。
美ら海水族館の最寄りの許田ICは沖縄高速道路の終点。
やはり夕方は渋滞することがあるので、一般道で1つか2つ先のインターチェンジから高速道路に乗るとスムーズかもしれません。
3日目:パワースポットへドライブ
最終日は、飛行機の時間によってはあまり時間が有効活用できないことも多いですよね。
カーシェアなら返却手続きに時間もかからないので、早々にチェックアウトして、飛行機の時間まで楽しんじゃいましょう。
最終日は南下して南城市にある「斎場御嶽」まで約40分のドライブです。
斎場御嶽は、琉球王朝時代には祭事が行われていたという、沖縄屈指と言われているパワースポット。
駐車場から入口までは10分ほどかかり、足場が悪い部分もあるので歩きやすい靴がおすすめ。
私は知らずにサンダルで来てしまって、盛大にすべってしまったことがあるので気をつけてください。
神秘的な雰囲気の森をゆっくり探索しましょう。
またまた、私のおすすめのお店を紹介しちゃいます。
斎場御嶽から近くにあるカフェ「リゾートレストランせーふぁ」。
きれいな海を眺めながら、沖縄県産の食材と南城市のハルサー(農家)の野菜を堪能することができます。
人気メニューは沖縄県産豚を使ったポークソテー。
他にもたくさんメニューがあり、カフェメニューもあるので、食事や休憩にぜひ立ち寄ってみてくださいね。
南城市地域物産館2F
電話番号 :098-948-1070
営業時間 :9時~18時
定休日 :なし
ここからカーシェアのステーションに戻りますが、ガソリンの残量が1/2以下であったら給油をしてからステーションへ向かいましょう。
約30分ほどかけて那覇市に戻り、最後の目的地「壺屋やちむん通り」に向かいたいと思います。
壺屋やちむん通りには駐車場がないため、近くにある有料の駐車場を探さないといけません。
目的の場所が近くであれば、駐車場を探す手間も駐車料金もかからず、便利でお得ですよね。
やちむん通りも今回のステーションから歩いて行ける距離にあるので、車を駐車して歩いて向かいます。
さて、やちむん通りの「やちむん」とは「焼物」のことで素敵な焼物の食器などを売っているお店が並んでいます。
なんだか懐かしい雰囲気のする、ノスタルジックな通りです。
写真映えもするこの通りで、やちむん巡りをしちゃいましょう。
私も食器やマグカップを購入しましたが、沖縄の海のような色合いと模様がとってもお気に入りです。
ついつい長居したくなりますが、カーシェアの返却時間を忘れないように注意しましょうね。
ここでステーションまで歩いて戻り、車の返却手続きです。
返却時間の10分以内に手続きを終えれば超過時間は発生しませんが、時間には余裕をもって手続きは行いましょう。
手続きといっても面倒な作業はなく、カーシェアは返却方法もとっても楽ちん。
・返却の際は、元の駐車場に停めて、車のキーをキーボックスへ戻し「返却」に回す。
・忘れ物やライトの消し忘れがないか確認。
・車から出てドアを閉めて、カードリーダーへ電子鍵を1回タッチ。
施錠されていることを確認し、あっという間に返却完了です。
施錠後に忘れ物等に気づいた場合は、5分以内であれば、電子鍵をタッチしてドアロックを解錠・施錠できます。
車内はゴミや汚れがないかチェックするなど、マナーをしっかりと守って返却しましょう。
名残惜しいですが、行きと同じく牧志駅からモノレールで那覇空港駅(約16分)へ向かいます。
いつもであれば、レンタカーの返却時間に間に合わせるために、時間にかなり余裕を持って早めに出ていました。
そのせいで、時間を持て余してしまうこともありました。
でも、カーシェアとモノレールの組み合わせなら、最後まで沖縄を堪能でき、渋滞のストレスもなく快適に移動できますね。
楽しかった2泊3日の沖縄旅行もあっという間に終わりです。
気になるレンタカーとどっちが安い?
カーシェアを利用したプランを考えてみると、旅行でも快適に便利に利用できそうですよね。
さてここで気になるのは、料金。
今回のプランで利用した車種をレンタカーで借りた場合どうなのか、ざっくりと比較してみました。
同じ車種で一番価格の安かったレンタカー店で比べています。
カーシェア+モノレール | レンタカー | |
2日間(48時間) | 8,200円 | 7,300円 |
モノレール運賃 | 600円 (那覇空港駅⇔牧志駅) | – |
ガソリン代 | – | 3,700円 |
合計 | 8,800円 | 11,000円 |
驚いたことに、カーシェアのほうがレンタカーよりお得という結果に。
基本料金はレンタカーのほうが安いですが、やはりカーシェアのガソリン代は無料なのは魅力的です。
今回のプランで、走行距離およそ300kmという計算になったので、走行距離が多くなる沖縄旅行では、ガソリン代を気にしないで利用できるカーシェアは嬉しいですね。
まとめ
今回は、沖縄のカーシェアと私が考えた沖縄旅行のプランをご紹介しました。
沖縄での観光には欠かせない車ですが、「カーシェア」を利用することで、お得に時間も無駄にすることなく、沖縄をもっと楽しむことができちゃいます。
私も今まで沖縄旅行では、レンタカーを利用していましたが、これからはぜひカーシェアを利用してみようと思っています。
レンタカーよりお得だったなんて、本当に驚きました。
カーシェアとモノレール等を上手に利用して、新しい沖縄の楽しみ方ができると思うと今からすでに楽しみです。
カーシェアは本島以外に離島でも利用できるので、次は離島のプランを考えようと企んでいます。
賢く上手に利用して、快適な沖縄旅行を満喫しちゃいましょう。