耳を澄ますと、天井裏からゴソゴソと物音が。
勇気を出して覗いてみると、なんとそこには手のひらサイズのネズミの姿。
「どうにかしないといけないのは分かっているけれど、ネズミ駆除なんて具体的に何をすればいいの?」
「そもそも、自分で駆除できるの?」
家にネズミがいるのは、とても不安になると思います。
「放っておいたら勝手にいなくなるかも」なんて絶対に思ってはいけませんよ。
みんなに愛されキャラとして活躍しているネズミですが、現実はそんな可愛いものではありません。
お気に入りの家具がかじられていたり、パソコンのコードを噛み切られてたりはよく耳にする被害のひとつです。
最初はあまり気にならなかった足音も、いつの間にか大運動会のような激しい足音になるかもしれません。
ネズミは基本的に夜行性なので、毎日ドタドタと足音がすると不眠症の原因にもなります。
またネズミの体には、たくさんのノミやダニが寄生しています。
そんなネズミを自由にさせておくのは、衛生上よくありません。
つまりネズミの被害は、家だけではなくあなたにまで及ぶ可能性もあります。
この記事では、家で悪さをするネズミを自分1人で駆除するために、必要な知識とおすすめの対策法をまとめました。
家のネズミ駆除をするなら種類を知ろう
ネズミは種類によって好む場所が違います。
どこにいるのかが分かれば、最も効果のある場所に罠を設置でき、駆除できる確率がグンッと上がるのです。
ネズミは大きく2種類に分けられます。
- 野生で暮らしている「野ネズミ」
- 家の中で悪さをする「家ネズミ」
私たちが駆除するネズミは「家ネズミ」です。
そして、家ネズミは以下の3つの種類に分けることができます。
- クマネズミ
- ドブネズミ
- ハツカネズミ
ネズミ被害の多さからネズミの種類も多いのかと思っていたけれど、たったの3種類なのには驚きです。
ただ3種類とも、丸い耳、とがった鼻先、長い尻尾を持っているため簡単に区別することはできません。
特に素人の方だと、見た目で見分けるのは難しいです。
くわえてネズミは夜行性で人の前に姿を現すことが多くありません。
見た目で区別なんてできるのかな。
見た目で区別する必要はありません。
初めての人にも分かりやすくハッキリとした違いを見ていきましょう。
ネズミ被害の大半はこの「クマネズミ」
名前 | クマネズミ |
体長 | 15cm~26cm |
出没場所 | 天井裏などの高い場所 |
特徴 | 高いところでもよじ登る能力に長けている 警戒心が強い *スーパーラットが増えている |
最初に覚えておくべきネズミは、クマネズミです。
ネズミ被害のほとんどはクマネズミと言われており、3種類のなかでも特に名前が上がります。
高いところを好み、壁やカーテンを登って逃げる場合があります。
天井裏で勝手に大運動会を開く迷惑者も、このクマネズミです。
運動能力に優れていて、驚くことに1〜2メートルもジャンプできる超脚力があります。
これも運動会あっての成果なんでしょうね。
これだけ身体能力の高いネズミですが、最近ではスーパーラットと呼ばれる進化したクマネズミが増殖しています。
そのため毒を使いネズミを駆除するネズミ用の餌、殺鼠剤(さっそざい)では駆除することが難しくなってきます。
一番の大型「ドブネズミ」
名前 | ドブネズミ |
体長 | 19cm~28cm |
出没場所 | 下水や水辺の湿ったところ 台所やゴミ捨て場 |
特徴 | 高いところが苦手 大型 人を咬む 泳ぐのが得意 |
次にドブネズミを見ていきましょう。
ドブネズミは3種類の中で、一番大きなネズミです。
乾燥に弱いため他のネズミとは違い、湿った場所を好むのもドブネズミの特徴です。
下水道や排水溝、家の中に現れるとすれば台所付近に出没する可能性が高いですね。
クマネズミとは違い高いところが苦手で、体つきは丸みを帯びています。
ドブネズミは獰猛な性格で、人に咬みついてくることもあるので注意が必要です。
小さくてすばしっこい「ハツカネズミ」
名前 | ハツカネズミ |
体長 | 6cm~10cm |
出没場所 | 家具の隙間 倉庫や物置 |
特徴 | 小型 身軽な身のこなし ジャンプ力が凄い |
最後のハツカネズミは、他の2匹と比べると比較的小型ですね。
家具の隙間などに巣を作る習性があり、すばしっこくて見失いやすいです。
ジャンプ力はクマネズミほどではありませんが、45cmほど跳びます。
小さいし可愛らしいから、駆除はかわいそう。
たしかにとても可愛いですが、野生のネズミには何が付着しているのかわかりません。
見つけたときは、しっかり駆除しましょう。
家で使えるネズミ駆除グッズ
いよいよネズミ駆除グッズの紹介です。
どれもネズミに効果のあるグッズばかりですが、ネズミは警戒心が強く頭もいいため、正しく使わないと効果はありません。
ネズミ駆除グッズは、以下の5つに分けることができます。
- バルサン
- 超音波機器
- 防鼠金網 (ぼうそかなあみ)
- 殺鼠剤 (さっそざい)
- 粘着シート
それぞれ詳しく解説していきますね。
隅々まで広がるネズミ用バルサン
最初に紹介する駆除グッズは、ネズミ用バルサンです。
煙を焚いて追い出すので、屋根裏の隅や家具の隙間に隠れているネズミにまで効果があります。
ネズミ用バルサンと言われるだけあって、使い方はノミダニバルサンとほぼ同じで、水だけで使用可能です。
部屋に充満するほどの煙が出るので、使用する際は部屋から出なければいけません。
外出の時間を利用して、使用するのがおすすめです。
バルサンを焚く前に、パソコンなどの精密機械や食べ物を部屋から出したりシートを被せたりしておきましょう。
あまり知られていないのですが、ネズミ用バルサンに殺傷効果はありません。
こういった害獣の嫌いなニオイを使い追い払うグッズを忌避剤(きひざい)ともいいます。
バルサンに本当に効果があるのか、口コミを少し見てみましょう。
引用元:https://item.rakuten.co.jp/kenkocom/x318120h/
このようにレビューの大半が、せっかく追い出したのにまた戻ってきてしまってガッカリしているなど、効果持続の短さを訴えている方でした。
しかしネズミ用バルサンは、あくまでも追い出すための物。
一度充満したハーブのニオイも時間が経てば消えてしまい、ネズミ達も戻って来るのです。
ではネズミを追い出す効果の方はどうでしょうか。
レビューを見ても分かる通り、「追い出し効果」は高いことが分かりますね。
ネズミ用バルサンは追い出す効果は高いですが、これ1つでは完全にネズミを駆除することはできない、ということです。
- バルサンだけではネズミ駆除はできない
- ネズミがニオイに慣れるため、使える回数が限られている
ネズミ用バルサンには、もう一つ注意して欲しいことがあります。
それはバルサンを使いすぎると、ニオイに慣れてしまうということです。
もともとネズミは環境への適応力が高いので、バルサンをバンバン使ってしまうとニオイに慣れてしまい、追い出すことができなくなってしまいます。
その上司のことが嫌いだからじゃない?
ネズミが戻ってくるたびにバルサンを使用するのではなく、追い出した後に侵入できないように対策しましょう。
- 簡単に使用できる
- 効果範囲が広い
- 効果が高い
- お財布にやさしい
- 一度にたくさんのネズミに効果がある。
ネズミ用バルサンは水だけで使えるため、使い方が簡単です。
効果範囲が広いため、ネズミの出現する場所をピンポイントで見つける必要はありません。
だいたいの場所に置くだけで大丈夫です。
3種類のネズミの出現場所をヒントに、置く場所を決めましょう。
ネズミの追い出し効果も高く、ネズミ駆除グッズの中でも特におすすめです。
音で追い出せ超音波機器
超音波機器とはネズミにしか聞こえない音を出して、ネズミを追い出すグッズです。
ネズミのいそうな場所に超音波機器を置くだけでネズミが遠ざかっていくので、使い方も簡単なのも助かります。
ただし、こちらもバルサン同様、一時的にネズミを追い出すというイメージで使用してください。
ネズミ用バルサンとは違い、使用する前の準備は特になく、使用後にニオイも発生しないというメリットがあります。
コンセント式と乾電池式があるのですが、屋根裏のネズミにはどこにでも置くことのできる乾電池式の超音波機器を使いましょう。
ニオイに慣れるネズミがいるのなら、超音波に慣れるネズミもいるのでは?
たしかにネズミは超音波機器の発する超音波に慣れてきます。
そして音に慣れたネズミたちは、もちろんまた家に戻って来てしまいます。
私たちも映画館の大音量に初めはビックリしてしますが、すぐに慣れていきますよね。
ネズミ達も同じで、一度は驚いても慣れてしまいます。
ネズミの環境適応力には驚かされますよね。
しかし、ネズミの嫌いな音を何種類も出して、ネズミが音に慣れないように工夫のされた超音波機器があります。
これがあればネズミを長期間家から追い出すことが可能です。
- 超音波機器だけでは駆除できない
- どれを選べば良いのか難しい
ネズミ用バルサンと同じで、ネズミを追い出した後は必ず侵入口を塞ぎましょう。
せっかく超音波機器を購入するのであれば、評価と信頼性の高いものがおすすめです。
ただ、初めて超音波機器を選ぶ方にとっては、どれを選べば良いのか迷ったり、探すのに時間がかかってしまうと思います。
選んだ超音波機器の効果が無かったり、音に変化が無いものを選んだりしてしまっては、もったいないです。
そうならないためにも、一度、超音波機器をまとめた記事に目を通してみてください。
おすすめの超音波機器はもちろん、超音波機器を使うメリットなど詳しく解説してあります。
- 効果が高い
- 置くだけで使用できる
- 安全性が高い
- 持続効果が長い
- 置く場所を選ばない
- ニオイがしない
超音波機器も、ネズミに対しての効果は高いです。
ニオイや、毒などを使わないため安全に使用できます。
きちんとしたものを選ぶことができれば、長期間効果が持続するのも嬉しいですね。
これ以上は入れません防鼠金網
防鼠金網はネズミが入ってくる隙間を塞ぎ、侵入を防ぐ効果があります。
追い出したのにまた戻って来た。せっかくの苦労が水の泡だ。
そうならないためにも、防鼠金網についてしっかりと勉強していきましょう。
金網としてまとめましたが、テープや針金入りのブラシなどの種類があり、穴の大きさや穴の場所によって使い分けることもできます。
防鼠金網を使う上で大切なのは、ネズミがどこから侵入して来るのかを知ることです。
以下がネズミの侵入口となりやすい場所になります。
- 家と基礎の隙間
- 床下の通風口
- 台所の排水管の隙間
- トイレの排水管の隙間
- エアコン導入部と壁の隙間
- 電線導入部と壁の隙間
- 換気扇
- 屋根下の通気口
- 屋根のひさしの下の隙間
- 戸袋の隙間
- 壁にできたひび割れや穴
ちょっとした隙間がネズミの侵入口になっている場合が多いみたいですね。
人間から見れば小さな穴でも、ネズミにとっては侵入するのに十分すぎるほどの大きさなので、ネズミの気持ちになって侵入口を探していきましょう。
ネズミの種類によって好む場所が違うように、侵入しやすい場所も変わってきます。
種類 | クマネズミ |
侵入しやすい場所 |
|
たとえば、クマネズミは高いところが得意なので、2階の窓や屋根下の隙間からも侵入してきます。
電線を伝って入ってくることもあるので、2階だからと気を抜かないようにしましょう。
種類 | ドブネズミ |
侵入しやすい場所 |
|
ドブネズミは家と基礎の隙間や床下の通風口など、比較的低い場所から入ってきます。
泳ぐのが得意で湿った場所を好むので、排水管の隙間から入ってくることがあります。
種類 | ハツカネズミ |
侵入しやすい場所 |
|
ハツカネズミはクマネズミやドブネズミと違って体が小さいため、とんな隙間でも楽々と出入りできます。
そのため、壁にできたひび割れなど、小さくて気づきにくい隙間に注意が必要。
3種類のネズミの侵入口を種類ごとに分けると、確認するべき場所を絞ることができますね。
侵入してきたネズミの種類が分かれば、それだけで作業が楽になります。
しかし、さすがはクマネズミ。
侵入口が他と比べ、圧倒的に多いです。
クマネズミの被害が多いのも、入って来られる場所が多いからなのでしょうか。
防鼠金網はほかのグッズと一緒に使う必要がありますが、一度入り口を塞いでしまえば再度侵入を防ぐことができる、とても優秀なグッズです。
- 防鼠金網だけでは駆除できない
防鼠金網は家の中にネズミがいない状態で使用するのがベストなため、追い出し効果のない防鼠金網だけでネズミを駆除することは難しいです。
しかし、ネズミを追い出すのは案外簡単にできると分かっちゃいましたよね。
防鼠金網も、隙間に埋め込むだけで使用できるので、簡単に使うことができます。
- 効果が高い
- 簡単に使うことができる
- お財布にやさしい
- 場所によって使い分けできる
防鼠金網はネズミを駆除するために、忘れてはいけない一番大事な駆除グッズです。
穴を塞ぐときは、「2度とネズミを家に入れない」という気持ちで頑張りましょう。
食いしん坊ネズミには殺鼠剤
殺鼠剤とは毒の入ったネズミ用の餌です。
毒の強さによって2種類に分けられます。
- 強い毒で一気に仕留める即効性
- 弱い毒を蓄積させる遅効性
それぞれを分かりやすくまとめてみました。
即効性タイプの殺鼠剤 | 遅効性タイプの殺鼠剤 | |
特徴 | 毒が強い | 毒が弱い |
良いところ | 毒が強いため一回、または数回食べただけで駆除できる | 毒が弱いため、ネズミが警戒することなく食べてくれる |
悪いところ | 毒が強いため、ネズミが警戒して、なかなか食べてくれない | 毒が弱いため一度ではなく、何度も食べ続けてもらう必要がある |
いつ使う? |
|
|
毒の強弱に限らずお家にペットや小さなお子さんがいる家庭は、使用を避けた方が良いでしょう。
それぞれの良いところ、悪いところだけでは、どっちのタイプのものを使えば良いかは決められません。
そこで、どっちを使うかは家にいるネズミの数で決めましょう。
家にいるネズミの数が多いときは、これ以上増やさないためにもすぐに駆除する必要があります。
そのため、即効性の殺鼠剤を使用しましょう。
反対に、ネズミの数が少ない場合は、餌を食べてくれる確率の高い遅効性の殺鼠剤を使います。
殺鼠剤はネズミが食べてくれないと効果がありません。
確実に食べてもらえるように、毒の弱い遅効性の殺鼠剤を使いましょう。
しかし中には、遅効性の毒では効果のないネズミもいます。
餌は減っているのに、効果がないと感じた場合は即効性の殺鼠剤にチェンジしましょう。
- 数が多いときは即効性の殺鼠剤を使用しましょう。
- 数が少ないときは遅効性の殺鼠剤を使用しましょう。
- ただし遅効性の殺鼠剤で効果がなければ、即効性のものに変えましょう。
次は餌を仕掛ける場所を決めます。
ネズミ駆除がうまくいかない原因の一つは、餌の設置場所が適切ではないことが挙げられます。
餌を仕掛ける場所は、以下のようなネズミの餌場となる場所が最適です。
- 食器棚の隅
- 流し台の隅
- 流し台の下
- 冷蔵庫の裏
- キッチン回り
- 排水管回り
- 天井裏
餌場になりやすい場所以外にも、ネズミを良く見かける場所や、ネズミに食べられたものが置いてある場所にも殺鼠剤を設置しましょう。
ネズミの種類で説明したスーパーラットは毒に抵抗があるため普通の殺鼠剤では駆除できません。
殺鼠剤が効かず、出没場所などからクマネズミだと分かったら、スーパーラットの可能性があります。
スーパーラットには、スーパーラット専用の殺鼠剤が販売されているので、そちらを使用しましょう。
スーパーラット、あっけなく攻略されちゃったわね。
ネズミの気配が消え、仕掛けた殺鼠剤も減らなくなったら家にネズミがいなくなった証拠です。
防鼠金網を使い、ネズミの侵入口を塞いでいきましょう。
- ペットがいる場合は使えない
- 死骸を自分で処理する必要がある
殺鼠剤はネズミを追い出すバルサンや超音波とは違い、ネズミを毒で殺すグッズです。
そのため、ネズミの死骸を処理する必要があります。
ただ、処理するといっても、新聞紙に包んで生ごみと一緒に捨てるだけなので難しくはありません。
それに、駆除できたか失敗したかを確実に確認できますね。
ペットを飼っていると誤食する可能性があります。
その場合は素直に殺鼠剤の使用を避けましょう。
- 食べてくれれば駆除できる可能性が高い
- 置くだけでいい
- 数か所に設置することができるため、引っ掛かりやすい
- 使い分けができる
殺鼠剤は置くだけでネズミを駆除できるため簡単です。
餌場になりそうなところから、ネズミの良く現れる場所すべてに設置することができるため、駆除できる確率も高くなります。
一度ハマると抜け出せない粘着シート
次はネズミ用の粘着シートです。
ゴキブリホイホイのネズミ版ですね。
使用方法は簡単で、粘着シートを置いて掛かるのを待つだけ。
踏めば確実に捕まえることができる、ザ・ネズミの罠です。
ただ、どこにでも仕掛ければ良いという訳では無く、ネズミの通る場所や集まる場所に仕掛けないと意味がありません。
そこでラットサインをヒントに、罠の設置場所を決めましょう。
つまり、ネズミが良く通る場所という動かぬ証拠。
足跡からヒントを探る、まるで探偵みたいですね。
プロの方も、このラットサインを頼りに粘着シートを設置するそうです。
粘着シートを設置する場合は、このラットサインの近くに設置するようにしましょう。
ラットサイン付近だけでなく、上記で説明した「侵入口となりやすい場所」や「餌場になりやすい場所」にも仕掛けます。
ネズミをより捕獲しやすくするために、仕掛ける罠の大きさも工夫しないといけません。
そこで、仕掛ける場所が決まったら、粘着シートをびっしりと足の踏み場もないほど仕掛けましょう。
単純な作戦ですが、とても効果があります。
- 捕まえたネズミの処理をする必要がある
粘着シートでネズミを駆除する場合は、ネズミを自分で処理する必要があります。
引っ掛かったネズミがすでに死んでいる場合は、殺鼠剤のときと同じように、新聞紙で包んで生ごみとして捨てましょう。
生きている場合は、バケツに水を張り、粘着シートごと水の中に入れ溺死させます。
このように後処理が必要になってきますが、粘着シートはネズミ駆除グッズの中でも非常に効果の高いものです。
結果も目に見えるため、駆除できたかどうかがハッキリと分かります。
- 踏めば高確率で駆除できる
- 置くだけで良い
- お財布にやさしい
粘着力は強力で、一度踏めば抜け出せません。
そんな粘着シートを、ネズミの通る場所にびっしり設置したらもうこっちのもの。
単純な罠ですが、シンプルに最強な粘着シート、とてもおすすめです。
おすすめネズミ駆除方法
ネズミ駆除グッズを紹介してきましたが、結局どれが良いのか。
おすすめの駆除方法は、後始末ができるかできないかによって変わってきます。
後処理が嫌な方には「追い出し作戦」
後処理を極力避けたいと考えているのであれば以下をお試しください。
- ネズミのいる場所の確認
- ネズミの出入りしている隙間の確認
- ネズミ用バルサンをネズミの出没する場所で焚く
- ネズミの足音や気配が無くなったのを確認
- ネズミの出入りしている隙間を防鼠金網で塞ぐ
ネズミの駆除をすると心に決めた方でも、ネズミが怖い人も当然います。
そんな方には「追い出し作戦」がおすすめです。
ネズミ用バルサンの効果の高さ、そして確実にネズミの侵入を塞ぐ防鼠金網、たった二つでネズミ駆除ができるのはうれしいですね。
覚悟を決めた方は「確実に仕留める作戦」
ネズミを追い出してもネズミがいなくならない限り、再度侵入してくる可能性もあります。
この「確実に仕留める作戦」は、ネズミを自分で処理する必要がありますが、ネズミを確実に仕留めて、再発防止をしたいという方におすすめです。
- ネズミのいる場所の確認
- ネズミが通る場所の確認(ラットサイン)
- 粘着シートをネズミの通り道や餌場などにびっしりと設置
- 掛かったネズミを処分
- ネズミが掛からなくなったら、防鼠金網で出入り口を塞ぐ
粘着シートもネズミ駆除効果の高いグッズです。
後処理に抵抗のない方、または、「追い出し作戦」が立て続けに失敗したときは、この「確実に仕留める作戦」を実行しましょう。
まとめ
自分でネズミを駆除するには、正しい知識が必要になってきます。
ただ罠を設置しているだけでは、ネズミ駆除をすることは難しいでしょう。
駆除グッズにはそれぞれには正しい使い方があり、そのほとんどは他のグッズと併用して使うことが望ましいです。
自分で調べて、設置して、問題を解決するのは手間が掛かりますが、一度手にした知識と経験は消えません。
この先も役に立つことがあるはずです。
業者に頼むのも1つの手段ではありますが、1人でも駆除することはできるので、費用を抑えるためにも試してみるのも悪くはありません。
しかし、ネズミは厄介な生き物です。
どうしても1人では難しいと感じたときは、業者の方に頼みましょう。