新社会人おめでとうございます。
いよいよ人生の新たな1歩を踏み出すあなたを最初に悩ませるイベント、入社式。
どんなスーツを着ていきますか。
就活の時に着ていたリクルートスーツでしょうか。
もちろん、入社式はリクルートスーツでも構いません。
就活という戦場を共に戦ってきたリクルートスーツって愛着がわきますからね。
一緒に晴れ舞台に出るのもいいでしょう。
しかし、リクルートスーツでもOKなのは、せいぜい研修期間まで。
なぜなら、何度も何度も戦場におもむいたそのスーツは、疲れ切ったようにクタクタになっているから。
クタクタのスーツでは、相手にいい印象を持たれません。
また、リクルートスーツでよくある黒い無地のデザインは、暗い印象になりがちなので、ビジネスシーンにおいて、実は不向きなデザインとされています。
ビジネスシーンにおいて好印象を持たれることは、今後のビジネスをスムーズにするためにとても重要なこと。
せっかく新たな1歩を踏み出すことですし、心機一転、ビジネスシーンに最適な新しいスーツを用意しませんか。
そこで今回は、新社会人におすすめのスーツブランドをいくつかピックアップしました。
スーツだけでなく、合わせる小物の選び方も伝授するので、ぜひ参考にしてくださいね。
新社会人に相応しいスーツブランド7選
さて、スーツ選びのコツを伝授する前に、おすすめのブランドを紹介しておきます。
スーツって、一見どれも同じように見えて、ブランドごとの個性が意外と出るもの。
新社会人のうちはわからなくても、社会人としての経験を重ねていくと、だんだんわかるようになってきます。
だからこそ、ブランド選びも実は重要。
だって先輩社員や取引先に与える印象に関わってきますからね。
まずは、どんなブランドがあるのか知り、そのうえで選び方を学んでいきましょう。
スーツの大定番!洋服の青山
引用:https://www.y-aoyama.jp/campaign/descente/?lc=campaignpage
まずは、業界第1位にしてスーツ販売着数のギネス記録を持つ、言わずと知れた大定番「洋服の青山」。
その魅力は、なんといっても安さと機能性、そして店舗の多さ。
3万円もあればスーツだけでなく、Yシャツやネクタイなどもそろえることができますし、しょっちゅうキャンペーンも行っているので、新社会人のお財布に優しい。
また、オーソドックスなデザインが多いので、1着持っているとどんなシーンでも対応できるでしょう。
特におすすめしたいのが営業職など、スーツを着て外回りをする職種。
洋服の青山には、動きやすいストレッチのきいた生地を使い、洗濯機洗えるスーツがいくつもあります。
入社して、なんとなく仕事に慣れてきたときにはもう汗ばむ季節。
汗でスーツが張り付くと気持ち悪いし、動きにくい。
それに、なかなか洗濯できないとすぐにシミができてしまいます。
ストレッチがきいた生地なら、動きが制限されることはありませんし、シミになる前に洗濯機で洗えばOKなので、結果的に長く着られてコスパがいいですよ。
機能性とオシャレを両立するアオキ
引用:https://www.aoki-style.com/
洋服の青山に負けない安さと機能性、店舗の数を誇る業界第2位の「アオキ」。
洋服の青山よりも若い世代向けで、細身でシルエットがキレイに見えるスーツが多いのが特徴です。
また、洗濯機だけでなく、シャワーでも洗えるスーツもあるので汗っかきさんでもこれなら簡単ですし、安心ですね。
しかし、これで驚くのはまだ早い。
アオキにはスーツのまま自転車に乗れてしまうという、とんでもない夢のようなスーツも存在しています。
そのスーツとは「Active-Tech」シリーズ。
自転車通勤を考えているなら、迷わずAOKIのスーツを選ぶのが正解です。
買った後も迷わなくて済むスーツセレクト
引用:https://www.suit-select.com/information/190402.html
「仕事に臨む」という意識と「服を楽しむ」その2つを両立するリアルスーツを目指すというコンセプトを掲げる「スーツセレクト」。
わかりやすい価格とデザインのオシャレさで20代を中心に人気のブランドです。
ここで気になるのが、わかりやすい価格ではないでしょうか。
スーツセレクトでは、ほとんどのアイテムがツープライスのどちらかの価格になっているので、予算に合わせてスーツや小物を選びやすくなっています。
そのツープライスがこちら。
アイテム | 価格(税抜) | |
スーツ | ¥18,000 | ¥28,000 |
シャツ | ¥2,800 | ¥3,800 |
ネクタイ | ¥2,800 | ¥3,800 |
ジャケット | ¥18,000 | ¥23,000 |
パンツ | ¥7,800 | ¥9,800 |
靴 | ¥12,000 | ¥15,000 |
ベルト | ¥2,800 | ¥3,800 |
フォーマルスーツ | ¥28,000 | ¥38,000 |
コート | ¥18,000 | ¥23,000 |
重要な会議や、大切なクライアントとのアポイントの時など、ここぞという時には高い方のスーツを。
毎日着るのは安い方のスーツを。
というように、価格がはっきりしていると、買った後もTPOに合うスーツがどちらなのかの判断しやすくなるといったメリットもあります。
また、トレンドを取り入れたおしゃれなスーツが多いので、若い世代を中心に人気のブランドです。
できるだけ安く抑えたいならオリヒカ
引用:https://www.orihica.com/
「オリヒカ」の魅力はその安さ。
なんと税抜1万円以下で洗濯機で洗えるスーツが手に入ります。
私が以前勤めていた会社の上司がこんなことを言っていました。
「若いうちのスーツなんて作業着と同じ、つまりは消耗品だ」と。
これを聞いた私は、すごく納得してしまったんですよね。
新社会人って、急に今までの生活と全然違う生活になる上に、覚えることもたくさん。
会社と家の往復だけでクタクタになってしまうこともしばしば。
特に、社会人になるタイミングで1人暮らしを始めたなら、なおさらです。
いくら手入れが簡単なスーツを買っても、そこまで気が回らず、気が付けばスーツも疲れ切った感じに。
なので、家事が得意ではない、もしくは時間がない、体力に自信がない人はスーツを消耗品だと割り切った方がいいでしょう。
しかし、安っぽいデザインや生地のスーツはNG。
オリヒカなら安っぽさを感じないのに、安い消耗品として最適なスーツが手に入りますよ。
女性ウケのいいアバハウス
引用:https://abahouse.jp/mens/abahouse/?utm_source=google&utm_medium=cpc&gclid=EAIaIQobChMIl-rW57fY6QIVVKWWCh2pvQweEAAYASAAEgJ6W_D_BwE
女性が多く活躍する会社に就職したら、特に考えなければならないのが女性ウケ。
女性は男性以上にオシャレに敏感であることが多いので、悩んでしまいますよね。
そこでおすすめしたいのが「アバハウス」。
シンプルで清潔感のあるデザインと絶妙な色使いが女性ウケ抜群なのに、価格は量販店ブランドと変わりません。
銀行などの堅い職種にはあまり好まれませんが、女性が多い会社や、オシャレな人が多い会社であれば一目置かれることでしょう。
また、色使いやシルエットが優しい印象なので、表情がこわばってしまいがちでも、印象を和らげることができますよ。
頑張れば手が届くポールスミス
引用:https://zozo.jp/men-shop/paulsmith/
せっかく新社会人になるんだから、記念に1着でもハイブランドのスーツが欲しい。
そんなあなたにおすすめなのが、誰しも1度は耳にしたことのあるブランド「ポールスミス」です。
その理由は、ブランドであることを主張しすぎないシンプルなデザインと、高級ラインのものでなければ新社会人でも頑張れば手が届く価格帯。
若い世代がロゴなどが入った明らかなブランド物のスーツを着ることを、あまりよく思わない人は残念ながら少なくありません。
その点、ポールスミスはシンプルながら上品なデザインで、ブランドであることを前面に出してはいないので、新社会人が着ても嫌味っぽくならずに着こなすことができますよ。
オーダースーツならグローバルスタイル
引用:https://www.global-style.jp/lineup/suits/
オーダースーツってべらぼうに高い印象がありませんか。
もちろん、高級な仕立て屋さんで、海外の最高級ブランドの布地を使えば、ゼロの数を数えたくなくなる価格になることでしょう。
しかし、「グローバルスタイル」なら、量販店ブランドよりも少し高いくらいの金額でオーダースーツを仕立ててもらうことができるので、新社会人になった記念に1着オーダースーツを仕立ててもらうのもアリです。
オーダースーツは、あなたの体型にジャストフィットするように作るので、どんなに高級なブランドのスーツよりも、あなたのスタイルが1番良く見えるスーツに仕上がります。
なので、スタイルに自信があるならもちろん、反対にスタイルに自信がない人にもオーダースーツは実はおすすめ。
また、どんなTPOにも対応できるようなデザインでオーダーしておけば、ビジネスの勝負所や、結婚式の参列など困った時に頼りになる存在になってくれますよ。
新社会人に相応しいスーツとは
どんなブランドがあるかわかったところで、新社会人に相応しいスーツとは何ぞやというところについてお話していこうと思います。
「メラビアンの法則」もしくは「3Vの法則」というものを聞いたことがありますか。
就活セミナーなどでよく聞くものですが、簡単に言うと人と人とがコミュニケーションをとった時、印象に残っている55%が見た目などの視覚情報であるというもの。
ちなみに、残りのうち38%が口調や話し方といった聴覚情報、話の内容といった言語情報は7%しか印象に残りません。
つまり、見た目を制すものが印象を制すということです。
そこで、まず気をつけたいのがスーツの色や柄。
そして小物類です。
ではどんなものを選べばいいのでしょうか。
新社会人はベーシックなスーツが◎
最初に少しお話した通り、リクルートスーツのような黒い無地のスーツは、実はあまり好まれないんです。
理由は2つ。
- 黒い服の集団がいると、暗く重たく感じるから。
- 喪服を連想させるから。
ではどんなものを選べばいいのでしょうか。
答えはベーシックでシンプルなもの。
というのも、社内のドレスコードは会社によってさまざまですし、配属された部署によってもドレスコードが異なるというのはよくあること。
なので、どんな場にも対応できるベーシックなものを選んでおいた方が、失敗しないで済むのです。
色は暗めのネイビーやグレーといったダークトーンのものを選びましょう。
無地でなければ黒でもOKです。
柄についてもシンプルなものを選ぶのが吉。
細めのストライプや織柄、無地(黒以外)あたりなら問題ありませんよ。
ちなみに、スーツの相場は20,000~40,000円前後のものがバリエーションが豊富で人気も高いですよ。
シャツだってスーツに合わせてベーシックに
スーツを選んだ後に選ぶべきなのが中に着るシャツ。
シャツはスーツ以上に色や柄のバリエーションが豊富なので、なにを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
しかしシャツもスーツ同様、ベーシックでシンプルなものを選ぶのがいいでしょう。
色は、白か淡いサックスブルー。
柄は無地や織柄、細めのストライプ、白ベースのチェックあたりにしておくと好印象ですし、ネクタイとも合わせやすくなりますよ。
また、1,000円ほど高くなってしまいますがノンアイロンのものを選ぶのがおすすめ。
毎日毎日アイロンをかけるのって想像以上にめんどくさいもの。
相当マメな性格でなければ続けられません。
1,000円でその手間が省けるなら安いものです。
小物もシンプルで清潔感のあるものを
シンプルなスーツを身にまとっても、ネクタイが派手なピンク、ベルトは私服で使っていたものを流用し、靴は履きつぶしたスニーカーだったらどうでしょう。
お世辞にも社会人として相応しいとは言えませんよね。
そう、スーツだけでなく小物だって重要なアイテムなんです。
まずは目に留まりやすいネクタイから。
ネクタイの色はブルー系、レッド系、グレー系の落ち着いた配色のものを選ぶとスーツに合わせやすく、柄もベーシックなストライプやチェック、細かいドット、無地のものがどんなシャツにも合わせやすく後々も重宝します。
次にベルトや靴、バッグといった革小物。
これらは黒かダークブラウンで統一しましょう。
革小物に関しては、就活時に使っていたものをそのまま使ってもOK。
ただし、靴やバッグは清潔な状態を保てるよう時々ケアしてあげることが大切です。
靴のデザインはプレーントゥ、もしくはストレートチップのものを選び、先のとがったものは避けましょう。
ちなみに、靴底がゴムのものだと脚への負担が軽減されて疲れにくいですよ。
1着だけはNG!必ず複数用意して
学生時代の制服は1着を毎日着ていましたが、まさかスーツも同じように毎日同じものを着ればいいと思ってはいませんか。
いくら印象のいいスーツを用意したとしても、毎日同じものを着ていては清潔感に欠けます。
では具体的に、なにをどれくらい持つのがベストなのでしょうか。
それぞれ持っているとベストな数を表にまとめてみました。
アイテム | 数 |
スーツ | 3着 |
シャツ | 5枚 |
ネクタイ | 5本 |
ベルト | 1~2本 |
靴 | 2足 |
バッグ | 1~2個 |
スーツは連続で着ると傷みやすくなってしまうため、1回着たら2日は休ませてあげると1着を長く着ることができます。
しかし、スーツは毎日着るもの。
必然的に3着は必要になってきます。
一気に3着用意するのが難しいようなら、少なくとも2着は必ず用意し、できるだけ早くもう1着を買い足すようにしてください。
シャツは1週間分の5枚あれば、平日なかなか洗濯できなくても困らずに済みます。
それでも不安な場合や、土曜日も出勤するなら6枚あると安心です。
ネクタイが5本というのはちょっと多いように感じるかもしれません。
しかし、ネクタイが少ないとスーツやシャツと合わせるバリエーションが少なくなってしまい「あの人いつも同じスーツ着てない?」と思われてしまいます。
ネクタイは価格が低く、かさばらないのでアイテムの中では1番手に入れやすいもの。
なので、マンネリ化を防ぐ意味でも少し多めに持っておくといいですよ。
靴もスーツ同様、毎日同じものを履くのを避けた方が長持ちします。
なので最低でも2足は必要です。
この時、バリエーションを広げるために黒とダークブラウンで1足ずつ持つのであれば、ベルトやバッグもそれに合わせて2色持っているのがベスト。
せめてベルトだけでも色をそろえた方が見栄えが良くなります。
難しいようなら靴の色はそろえておいた方がいいでしょう。
まとめ
社会人になると毎日着ることになるスーツ。
しかし、どんなスーツが新社会人として相応しいのか判断するのは難しいですよね。
コツは、シンプルでベーシックなものを選ぶこと。
スーツも小物もこれにつきます。
紹介したスーツブランドには、そんなシンプルかつベーシックなデザインのものがたくさんありますし、価格も相場の20,000~40,000円で購入できるのがほとんど。
小物もそのブランドで一緒に買えば、テイストを合わせやすくていいですよ。
就活を一緒に戦ったリクルートスーツは、残念ながらビジネスシーンには不向きなので、名残惜しいですが早めに別れを告げ心機一転、新しい仲間たちと社会人としての新たな1歩を踏み出しましょう。
あなたの最初の1歩がいいものとなるように陰ながら応援しています。