白アリの被害は、誰もが避けたいことです。
人の目につきにくい場所に生息ししている白アリは、被害にあっても簡単には気づきません。
被害にあうと家を支える柱などの木材がスカスカの状態になり、地震に耐えられない家になってしまいます。
家の周りを注意して見ていないと被害にあっていることは分かりづらいため、生息していることが分かった時には、すでに柱がスカスカの状態になっていたということになります。
個人で点検して駆除をするのは手間がかかり大変です。
そのため、白アリの習性を熟知した業者に依頼することをおすすめします。
駆除を依頼するとしたら、効果がどのくらいの期間持つのか気になる所です。
そこで、白アリ駆除にどのような工法があって、どの位の期間効果が持続するか紹介します。
駆除の効果が持つ期間はいつまでか
工法には主にバリア工法とベイト工法の2種類あります。
それぞれの効果が持続する期間と特徴を表にしました。
工法 | 効果が持つ期間 | 特徴 |
バリア工法 | 5年持つ | 速効性がある |
ベイト工法 | 2年持つ(1年に1回点検が必要) | 人体への影響が少ない |
この表を見ると、すぐに駆除したいならバリア工法、健康面に不安がある方はベイト工法を選択すると良さそうです。
次に、それぞれの工法のメリットとデメリットを紹介します。
すぐに効果のあるバリア工法
引用URL:https://www.duskin.jp/terminix/ant/tm000030/
効果が持つ期間は、5年が目安です。
床下の柱など、白アリが発生するような場所に駆除剤を直接吹きかける工法です。
生息しやすい場所に薬剤を散布することで駆除したり、生息できないように予防したりすることができます。
メリット |
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今すぐにでも駆除して欲しい場合は、バリア工法を選ぶのが良さそうですね。
デメリット |
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赤ちゃんがいる方は、薬剤の影響を考えて控えた方がよさそうです。
なぜ効果がある期間が5年なのでしょうか。
できるなら1回の駆除で、何十年も持ってくれた方がいいですよね。
でも、あまり強い駆除剤だと、環境や人体に影響が出ることがあります。
そのため、なるべく影響の少ない駆除剤にするため、5年で効果が切れるようしているそうです。
健康面に悪い影響が出るものは、使いたくないですよね。
人体への影響が少ないベイト工法
引用URL:https://www.duskin.jp/terminix/ant/tm000020/
効果がある期間は、2年ほどですが、1年に1回の点検が必要です。
白アリの通りそうな場所に、駆除剤を混ぜたエサを土に埋め込みます。
そのエサを白アリの習性を利用して巣に持って帰らせて、駆除する方法です。
床下に入られなくてバリア工法ができない家などで使用されることが多く、また、個人でも簡単に設置できます。
メリット |
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設置するだけでいいので、個人でもすぐ駆除ができそうです。
駆除剤を散布するといった方法では無いので、赤ちゃんがいるお家でも安心して設置できますね。
デメリット |
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ベイト処理は、白アリがエサを巣に持って帰る習性を利用した駆除方法でした。
そのため、巣に薬剤の効果が効き始めるのが遅く、駆除に時間がかかってしまいます。
あくまでも、家の周りで繁殖させない予防策として考えておいた方が良さそうです。
なぜ効果がある期間が2年なのでしょうか。
白アリが持っていくエサを補充する必要があるためです。
エサ自体の効果は2年持ちますが、エサが無くなっていないか定期的な点検が必要になります。
個人で管理するのが面倒でしたら、業者に依頼することも考えておくのも良さそうです。
被害にあう前に予防をしておきましょう
白アリがいることが判明してから依頼しても、駆除が難しい位被害が大きくなっていることがあります。
被害が大きすぎて、駆除費用が高額にならないように、事前に予防しておくことが大切です。
バリア工法であれば、効果が切れる5年に1回予防のために処理をすると効果的です。
ベイト工法は、1年に1回エサの点検が効果的に駆除ができます。
駆除剤の効果が持つ期間を把握しておけば、余計な出費を抑えることになりそうですね。
まとめ
駆除方法には、バリア工法とベイト工法がありました。
バリア工法は効果が5年位持ち、ベイト工法は効果が2年位持つが1年に1回点検が必要なことが分かりました。
効果の長さで見たらバリア工法を選んでしまいそうですが、赤ちゃんや薬剤に弱い方には体調不良などの影響がでることがあります。
ベイト工法は、人体への影響がほとんど無いですが、速攻性が無いため駆除をするのに長い時間が必要です。
このように、それぞれメリット、デメリットがあり、すぐに駆除したいという方はバリア工法、人体にほとんど影響の無い方法を探している方はベイト工法と状況に合わせて選択するのが良さそうですね。