先日クリーニング屋で染み抜き加工の文字を発見。
1度ついたら中々落とせない洋服の染み。
恥ずかしながら、私はよく洋服に食べ物や飲み物をこぼしてしまいます。(笑)
その都度、必死に染みを落とさなければなりません。
しかしそんな努力も虚しく、落としきれずに諦めてしまった洋服たちも。
あなたも私と同じく諦めてしまった経験はありませんか。
そこで、クリーニング屋の染み抜き加工は本当に染みをきれいに落としてくれるのだろうか?
疑問に思い、調べてみました。
その結果、この染み抜き加工が魔法のような技術であることが分かったので紹介していきます。
染み抜き加工とは?プロが染みを除去
染み抜き加工とは、時間が経って変色してこびりついた染みを、クリーニング屋のプロが薬品とその技術で落としていくものです。
染みは普通のクリーニングじゃ落とせないの?
通常のクリーニングで落とせるのは、「染み」ではなく「汚れ」。
「染み」とはこの「汚れ」が繊維に入り込んでいる状態のものです。
汚れは、ドライクリーニングや水洗い加工で落とすことができます。
しかし、染みは通常のクリーニングでは落としきることができません。
あなたも、クリーニングに出したのに汚れが取れてなかったという経験ありませんか。
それは汚れがすでに染みになっているという証拠なんです。
染みは専門の技術でしか落とせないんだね
通常の染み抜きとの違い
染み抜き加工とは染みを専門の技術で落とすものということが分かりました。
しかし、クリーニング屋のメニューを見ると1つの疑問が。
「通常染み抜き」「染み抜き加工」という2つの染み抜きの文字を発見。
染み抜きにも種類があるの?
そうなんです。
通常の染み抜きと染み抜き加工は別物なんです。
その違いは染みの構造にあります。
引用元:https://www.tokyo929.or.jp/column/dirt/3.php
染みの断面は上の画像のように層になっています。
- 油:食油・皮脂
- たんぱく質・デンプン:ご飯・牛乳
- タンニン:お茶・コーヒー
- 色素:インク
この順番で層になっており、通常の染み抜きでは1~4の染みを1つずつはがしていきます。
しかし、時間が経った染みは4番目の色素が生地に沈着して離れなくなっちゃうんです。
さらに、時間とともに空気中の酸素に触れることによって染みが変色していく場合も。
こうなるともう通常の染み抜きではお手上げ状態。
そこで通常の染み抜きでとれなかった染みを取るのが、染み抜き加工なんです。
まさに染み抜き加工は最後の頼みの綱!
最後の頼みの綱があると思うと安心できますよね。
私もどんな染みでも、まずはクリーニング屋の染み抜き加工に頼ろうと思います。
プロだからできる染み抜き加工の手順
通常の染み抜きと染み抜き加工の違いが分かったうえで、具体的な手順を見ていきましょう。
クリーニング屋の染み抜き加工で染みを落とす手順は3つ。
- 染み抜き:通常の染み抜きで行われる作業
- 復元加工:染み抜きで落ちなかった染みを漂白する作業
- 染色補正:漂白後も色素が残っている染みや色抜けを色補正する作業
先ほど話した「通常の染み抜き」は最初に染みを極力小さくするために行われるもの。
その後、落ちなかった染みを漂白していきます。
漂白したら色が変わってしまうイメージ…
確かに、漂白をすると色が抜けちゃうんじゃないかと心配ですよね。
しかし、ここが染み抜き加工のプロの技。
色抜けや色素がまだ残っていたりする場合、染色補正というものを行います。
色抜け部分を生地と同じものに染色するの?
染色補正と聞くとこう思いがちですが、実はそうではありません。
染色補正は、生地に残されている色と抜けた色を計算しながら色を乗せていく技術です。
なんだかアーティスティックな技術でビックリ。
単純に生地と同じ色を乗せていくということではなく、そこにはクリーニング屋のプロの技が伴っているんですね。
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ヤマトヤクリーニング
染み抜き加工のメリットは3つ
最後の頼みの綱であるクリーニング屋の染み抜き加工。
こびりついた染みを落とす以外にもこんなメリットがあります。
- 染みを落とすときに服にダメージを与えない
- 染みを落とすことによって虫食い対策になる
- 大切な洋服たちをいつまでもきれいに保管できる
服にダメージを与えずきれいに落とす
染みを自宅で落とすとき、こすったり、市販の漂白剤を使ったり、とにかく落とすことに必死ですよね。
私は、濡れたティッシュで思いっきり叩いて落としていました。(笑)
実は、このような行為は知らず知らずのうちに洋服を傷つけてしまっているんです。
良かれと思ってやっていたのに、洋服をダメにしていたなんて…
この結果、傷ついた洋服は穴が開いたり、色が抜けたりと残念なことになります。
でも、染み抜き加工も化学薬品を使うんだよね。
洋服は傷つかないの?
クリーニング屋の染み抜き加工では、プロがシミの原因・生地の素材を吟味して、それらに合った染み抜き剤を使います。
そのため、生地にダメージを与えずに染みを落としてくれます。
染みを落とすときは、プロの繊細な技術で生地の質感を守ってもらいましょう。
染みをチェックして虫食い対策
久しぶりにお気に入りの服を引っ張りだしたら、虫に食われていたなんて経験ありませんか。
私もお気に入りの服が虫に食われていて、「なんで!?」と嘆いた経験があります。
冒頭でも伝えたとおり、私はよく洋服に染みを作ってしまい、その度自力で落としていました。
正確に言えば「落とした」ではなく、「落とした気」でいたんです。
落ちたから大丈夫と思っていた染みは、まだ繊維に残っているかも
これが分かった瞬間、虫に食われる原因の1つが「落とした気でいた染み」だということに気づきました。
クリーニング屋で染み抜き加工のプロにしっかりと染みを取り除いてもらえば、虫食いを防ぐことができます。
染みは気づかないうちにできていることも。
クローゼットにしまう前に染みをチェックして、虫食い対策をしておきましょう。
染みと虫食い問題はセットで解消できるんだね
大切な洋服を蘇らせるプロの技術
思い入れのある洋服たちは、いつまでも大切に保管しておきたい。
お子さんの服や着物やドレスなど、大切な思い出がたくさん詰まっていますよね。
しかし、そんな大切な洋服たちも時が経つとともに黄ばんでくることも。
そんな黄ばみもこのクリーニング屋の染み抜き加工で落とすことができます。
時間が経った黄ばみでも落とすことができるの?
プロの技術なら、時間が経った黄ばみでも新品に近い状態まで戻すことが可能。
染み抜き加工は、大切な洋服を蘇らせるまるで魔法のような技術なんです。
大切な洋服をいつまでも大切な思い出のままにできるね
ただし、生地の素材や状態によっては難しいものもあるのでまずはクリーニング屋に相談を。
大切な洋服たちをアルバムのようにいつまでも保管できるなんて素敵。
染み抜き加工のプロは染みを落とすだけでなく、思い出を守る手伝いもしてくれるんですね。
まとめ
1度洋服についたら絶望的な気持ちになる染み。
しかし、もう染みに怯えることはありません。
染みがついてしまっても、クリーニング屋の染み抜き加工のプロが助けてくれます。
食べこぼしをよくする私は、今後お世話になることを確信しました。(笑)
思い入れのある洋服を染みのせいで諦めていたあなた、今からでも間に合いますよ。
プロの魔法のような技術で、大切な洋服を蘇らせましょう。
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